花嫁人形 歌詞
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花嫁御寮はなよめごりょうは なぜ泣なくのだろ
文ぶん金きん島田しまだに 髪結かみゆいながら
花嫁御寮はなよめごりょうは なぜ泣なくのだろ
あねさんごっこの 花嫁はなよめ人形にんぎょうは
赤あかいかのこの 振袖ふりそで着きてる
泣なけばかのこの たもとがきれる
涙なみだでかのこの 赤あかい紅べににじむ
泣なくに泣なかれぬ 花嫁はなよめ人形にんぎょうは
赤あかいかのこの 千代紙ちよがみ衣装いしょう
馬骨
2022/11/27 04:34
蕗谷虹児作詞、杉山長谷夫作曲1923年(大正12年)発表の抒情歌である、童謡であるが曲調もまた歌詞も女性が最高に着飾り年頃も花の盛りの花嫁御寮がなぜなくのだろ、と問いかけられるので、現代のように好き同士が親の反対を押し切っても一緒になるという時代でないことを考えると、その花嫁衣装が美しければ美しい程、その反面の悲しみが手に取るようにわかるのである、作詞の蕗谷虹児は画家でもあったと聞く、彼には金襴緞子の煌びやかな色合いの裏の色が見えるのであろう・・