「さよなら」僕ぼくらの夏なつ 砂浜すなはま、あつい南風みなみかぜ
雨降あめふり、真夏まなつの空そら 遠とおくで広ひろがる笑顔えがお
汗あせまみれになった 部活ぶかつ帰がえりの制服せいふく
無口むくちのままの君きみの背中せなかがなつかしいよ
君きみといたひと夏なつが終おわり 秋あきが来きて君きみは去さり瞳ひとみを閉とじる
暗くらがりで見みた二ふたつの星ほし 蜃気楼しんきろうなんかじゃない今いまも
少すこし冷つめたい秋あきの朝あさだね
風船ふうせんあふれてきた想おもいと 一緒いっしょに飛とばした
静しずかにうつむく君きみ 最後さいごの日曜日にちようびだね
いつも使つかっていた 君きみのラケット今日きょうの日ひは
見みえない空そらを探さがして 倉庫そうこで一人ひとりぼっちさ
伝つたえたい約束やくそくの言葉ことば
僕ぼくは不器用ぶきようだから言いえなかったんだ
夕暮ゆうぐれに重かさなる君きみの顔かお 赤あかい陽射ひざしの中なかに溶とけていく
二人ふたりしてナマイキだった
裸足はだしで全部ぜんぶ駆かけ抜ぬけた まさか君きみがいなくなるなんて…
思おもい出ではニの海辺うみべが知しっている 僕ぼくらがいた"あかし"
日め覚ざめたら外そとは雨あめだった
忘わすれない同おなじ目めをして過すごしたね
ある秋あきの午後ごごに潮風しおかぜか吹ふきかけて胸むねが熱あつくなった
空そらの青色あおいろ いつか君きみが
戻もどって来くるその目めまで変かわらないはず
誰だれより夏なつを長ながく生いきた 次つぎの年としきっと短みじかくなる
君きみがいない僕ぼくだけ一人ひとり夏なつ
「さよならsayonara」僕bokuらのrano夏natsu 砂浜sunahama、あついatsui南風minamikaze
雨降amefuりri、真夏manatsuのno空sora 遠tooくでkude広hiroがるgaru笑顔egao
汗aseまみれになったmamireninatta 部活bukatsu帰gaeりのrino制服seifuku
無口mukuchiのままのnomamano君kimiのno背中senakaがなつかしいよganatsukashiiyo
君kimiといたひとtoitahito夏natsuがga終oわりwari 秋akiがga来kiてte君kimiはha去saりri瞳hitomiをwo閉toじるjiru
暗kuraがりでgaride見miたta二futaつのtsuno星hoshi 蜃気楼shinkirouなんかじゃないnankajanai今imaもmo
少sukoしshi冷tsumeたいtai秋akiのno朝asaだねdane
風船fuusenあふれてきたafuretekita想omoいとito 一緒issyoにni飛toばしたbashita
静shizuかにうつむくkaniutsumuku君kimi 最後saigoのno日曜日nichiyoubiだねdane
いつもitsumo使tsukaっていたtteita 君kimiのnoラケットraketto今日kyouのno日hiはha
見miえないenai空soraをwo探sagaしてshite 倉庫soukoでde一人hitoriぼっちさbotchisa
伝tsutaえたいetai約束yakusokuのno言葉kotoba
僕bokuはha不器用bukiyouだからdakara言iえなかったんだenakattanda
夕暮yuuguれにreni重kasaなるnaru君kimiのno顔kao 赤akaいi陽射hizaしのshino中nakaにni溶toけていくketeiku
二人futariしてshiteナマイキnamaikiだったdatta
裸足hadashiでde全部zenbu駆kaけke抜nuけたketa まさかmasaka君kimiがいなくなるなんてgainakunarunante…
思omoいi出deはhaニniのno海辺umibeがga知shiっているtteiru 僕bokuらがいたragaita"あかしakashi"
日me覚zaめたらmetara外sotoはha雨ameだったdatta
忘wasuれないrenai同onaじji目meをしてwoshite過suごしたねgoshitane
あるaru秋akiのno午後gogoにni潮風shiokazeかka吹fuきかけてkikakete胸muneがga熱atsuくなったkunatta
空soraのno青色aoiro いつかitsuka君kimiがga
戻modoってtte来kuるそのrusono目meまでmade変kaわらないはずwaranaihazu
誰dareよりyori夏natsuをwo長nagaくku生iきたkita 次tsugiのno年toshiきっとkitto短mijikaくなるkunaru
君kimiがいないgainai僕bokuだけdake一人hitori夏natsu