髪かみをほぐして うす紅べにひけば
窓まどに祭まつりの 灯ひがゆれる
ねえあなた 遣やる瀬せない
あれは鼓弓こきゅうの しのび音ねか
おんなを泣なかせる 八尾やつお・風かぜの盆ぼん
やせたぶんだけ 愛あいされたいの
忍しのぶ仲なかです さだめです
雪ゆき深ゆきふかい やまざとで
二百十日にひゃくとおかの 逢あいびきを
わたしは死しぬほど 待まって待まっていた
踊おどりじょうずと 言いわれるけれど
きょうは縮ちぢみの ゆかた着きて
添そい寝ねする うれしさよ
あなたいとしい 夜よるがゆく
越中えっちゅうしぐれの おんな風かぜの盆ぼん
髪kamiをほぐしてwohogushite うすusu紅beniひけばhikeba
窓madoにni祭matsuりのrino 灯hiがゆれるgayureru
ねえあなたneeanata 遣yaるru瀬seないnai
あれはareha鼓弓kokyuuのno しのびshinobi音neかka
おんなをonnawo泣naかせるkaseru 八尾yatsuo・風kazeのno盆bon
やせたぶんだけyasetabundake 愛aiされたいのsaretaino
忍shinoぶbu仲nakaですdesu さだめですsadamedesu
雪yuki深yukifukaいi やまざとでyamazatode
二百十日nihyakutookaのno 逢aいびきをibikiwo
わたしはwatashiha死shiぬほどnuhodo 待maってtte待maっていたtteita
踊odoりじょうずとrijouzuto 言iわれるけれどwarerukeredo
きょうはkyouha縮chijiみのmino ゆかたyukata着kiてte
添soいi寝neするsuru うれしさよureshisayo
あなたいとしいanataitoshii 夜yoruがゆくgayuku
越中etchuuしぐれのshigureno おんなonna風kazeのno盆bon