北きた行いく夜汽車よぎしゃ 乗のり継ついで
着ついた港みなとは 雨あめでした
見知みしらぬ酒場さかばの かたすみで
あなた偲しのんで 飲のむお酒さけ
なぐさめなんかは 欲ほしくない
泣なきたい時ときは この胸むねで
泣なけとやさしく 抱だいた人ひと
どうして私わたしに 嘘うそついた
あなた呼よんでも 窓まどごしに
霧笛むてきが淋さびしく 響ひびくだけ
誰だれもが悪わるく 言いうけれど
なにが他人たにんに わかるのよ
冷つめたい噂うわさに ふりむけば
あなた愛あいした 秋桜こすもすの
うす紅べにこぼれる しぐれ駅えき
あなたのいない この世よなど
未練みれんひとつも あるものか
舞まい散ちる小雪こゆきに 埋うもれて
あなた夢見ゆめみる その時ときは
女おんなのいのちが 果はてるとき
北kita行iくku夜汽車yogisya 乗noりri継tsuいでide
着tsuいたita港minatoはha 雨ameでしたdeshita
見知mishiらぬranu酒場sakabaのno かたすみでkatasumide
あなたanata偲shinoんでnde 飲noむおmuo酒sake
なぐさめなんかはnagusamenankaha 欲hoしくないshikunai
泣naきたいkitai時tokiはha このkono胸muneでde
泣naけとやさしくketoyasashiku 抱daいたita人hito
どうしてdoushite私watashiにni 嘘usoついたtsuita
あなたanata呼yoんでもndemo 窓madoごしにgoshini
霧笛mutekiがga淋sabiしくshiku 響hibiくだけkudake
誰dareもがmoga悪waruくku 言iうけれどukeredo
なにがnaniga他人taninにni わかるのよwakarunoyo
冷tsumeたいtai噂uwasaにni ふりむけばfurimukeba
あなたanata愛aiしたshita 秋桜kosumosuのno
うすusu紅beniこぼれるkoboreru しぐれshigure駅eki
あなたのいないanatanoinai このkono世yoなどnado
未練mirenひとつもhitotsumo あるものかarumonoka
舞maいi散chiるru小雪koyukiにni 埋uもれてmorete
あなたanata夢見yumemiるru そのsono時tokiはha
女onnaのいのちがnoinochiga 果haてるときterutoki