北きたの夜明よあけ 夜霧よぎりが消きえて
かもめ飛とびかう 宗谷そうやの岬みさき
あなたたずねて 来きたけれど
波音なみおとだけが せつなくて
想おもい出でばかり つのります
はかない恋こいと はかない恋こいと知しりました
胸むねの芯しんまで 凍いてつくような
怒濤どとうさかまく えりもの岬みさき
汽笛きてき鳴なるたび 淋さびしくて
さ迷まよい歩あるく 雨あめの中なか
想おもい出でばかり つのります
冷つめたい風かぜが 冷つめたい風かぜが泣なくばかり
春はるは間近まぢかい 北国きたぐにだけど
湯ゆの香こうただよう 恵山えさんの岬みさき
のぼる朝日あさひが 目めにしみて
強つよがり言いった あの頃ころの
想おもい出でばかり つのります
面影おもかげだけが 面影おもかげだけが残のこります
北kitaのno夜明yoaけke 夜霧yogiriがga消kiえてete
かもめkamome飛toびかうbikau 宗谷souyaのno岬misaki
あなたたずねてanatatazunete 来kiたけれどtakeredo
波音namiotoだけがdakega せつなくてsetsunakute
想omoいi出deばかりbakari つのりますtsunorimasu
はかないhakanai恋koiとto はかないhakanai恋koiとto知shiりましたrimashita
胸muneのno芯shinまでmade 凍iてつくようなtetsukuyouna
怒濤dotouさかまくsakamaku えりものerimono岬misaki
汽笛kiteki鳴naるたびrutabi 淋sabiしくてshikute
さsa迷mayoいi歩aruくku 雨ameのno中naka
想omoいi出deばかりbakari つのりますtsunorimasu
冷tsumeたいtai風kazeがga 冷tsumeたいtai風kazeがga泣naくばかりkubakari
春haruはha間近majikaいi 北国kitaguniだけどdakedo
湯yuのno香kouただようtadayou 恵山esanのno岬misaki
のぼるnoboru朝日asahiがga 目meにしみてnishimite
強tsuyoがりgari言iったtta あのano頃koroのno
想omoいi出deばかりbakari つのりますtsunorimasu
面影omokageだけがdakega 面影omokageだけがdakega残nokoりますrimasu