心ぐらし 歌詞 藤田まこと ふりがな付

いろはにほへとの 人ひとの世よは
いろはにほへとの 顔かおをして
いろはにほへとの 生いきかたで 生いきかたで
すずめ すずめ もう わしゃいやじゃ
こんな人ひとの世よ もういやじゃ

春はるかと思おもえば 夏なつが来きて
夏なつかと思おもえば 秋あきが来きて
秋あきかと思おもえば 冬ふゆが来きて 冬ふゆが来きて
うさぎ うさぎ 何なに見みて跳はねる
跳はねる気持きもちに わしゃなれぬ

前まえ向むきゃ この頃ごろ 夢ゆめがない
あの日ひに帰かえれる 道みちがない
気きがつきゃいつでも 独ひとりぼち 独ひとりぼち
かごめ かごめ かごの鳥とりゃ誰だれじゃ
かごを抜ぬけ出だせ 明日あしたには

一年いちねん 365日にち あれこればやしに はやされて
人間にんげん稼業かぎょうの 忙いそがしさ 忙いそがしさ
ちょうちょ ちょうちょ 浮うかれて飛とぶな
心こころぐらしが わしゃしたい