ある朝あさ私わたしは光ひかる風かぜにまたがり
煙けむった小路みちを滑すべるように駆かけだす
一ひと鞭むち強つよくあてるとすぐに
木立こだちや雲くもは時間じかんにとけて
哀かなしい告白こくはくを託たくした郵便ゆうびんを
とりかえすのよ とりかえすのよ
あなたはまだ気付きづかない
ノックをしたなら封ふうを切きらず渡わたして
今いままでどおりに笑わらいあえる人ひとでいて
それから私わたしは光ひかる風かぜにつかまり
流ながれる世界せかいに羽根はねのように震ふるえる
なぜか瞳ひとみうるんでくるのは
冷つめたい空気くうきを吸すい込こむから
愛あいになど泣なかない少すこし前まえの私わたし
とりもどすのよ とりもどすのよ
何なにも見みえなくなりそう
ある朝あさ私わたしは光ひかる風かぜにまたがり
あなたの町まちへと露つゆをけって急いそぐの
あるaru朝asa私watashiはha光hikaるru風kazeにまたがりnimatagari
煙kemuったtta小路michiをwo滑subeるようにruyouni駆kaけだすkedasu
一hito鞭muchi強tsuyoくあてるとすぐにkuaterutosuguni
木立kodachiやya雲kumoはha時間jikanにとけてnitokete
哀kanaしいshii告白kokuhakuをwo託takuしたshita郵便yuubinをwo
とりかえすのよtorikaesunoyo とりかえすのよtorikaesunoyo
あなたはまだanatahamada気付kiduかないkanai
ノックnokkuをしたならwoshitanara封fuuをwo切kiらずrazu渡wataしてshite
今imaまでどおりにmadedoorini笑waraいあえるiaeru人hitoでいてdeite
それからsorekara私watashiはha光hikaるru風kazeにつかまりnitsukamari
流nagaれるreru世界sekaiにni羽根haneのようにnoyouni震furuえるeru
なぜかnazeka瞳hitomiうるんでくるのはurundekurunoha
冷tsumeたいtai空気kuukiをwo吸suいi込koむからmukara
愛aiになどninado泣naかないkanai少sukoしshi前maeのno私watashi
とりもどすのよtorimodosunoyo とりもどすのよtorimodosunoyo
何naniもmo見miえなくなりそうenakunarisou
あるaru朝asa私watashiはha光hikaるru風kazeにまたがりnimatagari
あなたのanatano町machiへとheto露tsuyuをけってwokette急isoぐのguno