今日日きょうび「寄よらば大樹たいじゅの蔭かげ」とかいう言葉ことばが
巾はばをきかせているようでございます。
楽らくをしようとする心こころが
人間にんげんをだめにするのじゃないでしょうか。
北きたの風かぜ吹ふきゃ 北きたをむき
西にしの風かぜ吹ふきゃ 西にしをむく
男おとこの意地いじは どこにある
浮ういた世間せけんに 媚こびをうる
めだかみたいな 奴やつばかり
時ときの流ながれとでもいうのでしょうか。
自分じぶんさえよければという手合てあいが多おおすぎます。
まっとうに生いきようとすればするほど、
住すみにくい世よの中なかに
なったものでございます。
声こえの大おおきい 奴やつだけが
勝かって得とくする 世よの中なかさ
男おとこの道みちは 暗くらすぎる
どちら向むいても 闇やみばかり
どこに実みのなる 花はながある
どこもかしこも、
すっかり狂くるってしまった
ようでございます。
と、申もうしましても、
夜毎よごと 酒さけに溺おぼれる私わたしも、
決けっして、まともな人間にんげんじゃございません。
すねに傷きずもつ このおれにゃ
まぶしすぎます お日様ひさまが
男おとこの酒さけの ほろ苦にがさ
明日あすはどの色いろ 咲さこうとも
おれは生いきたい おれの道みち
今日日kyoubi「寄yoらばraba大樹taijuのno蔭kage」とかいうtokaiu言葉kotobaがga
巾habaをきかせているようでございますwokikaseteiruyoudegozaimasu。
楽rakuをしようとするwoshiyoutosuru心kokoroがga
人間ningenをだめにするのじゃないでしょうかwodamenisurunojanaidesyouka。
北kitaのno風kaze吹fuきゃkya 北kitaをむきwomuki
西nishiのno風kaze吹fuきゃkya 西nishiをむくwomuku
男otokoのno意地ijiはha どこにあるdokoniaru
浮uいたita世間sekenにni 媚kobiをうるwouru
めだかみたいなmedakamitaina 奴yatsuばかりbakari
時tokiのno流nagaれとでもいうのでしょうかretodemoiunodesyouka。
自分jibunさえよければというsaeyokerebatoiu手合teaいがiga多ooすぎますsugimasu。
まっとうにmattouni生iきようとすればするほどkiyoutosurebasuruhodo、
住suみにくいminikui世yoのno中nakaにni
なったものでございますnattamonodegozaimasu。
声koeのno大ooきいkii 奴yatsuだけがdakega
勝kaってtte得tokuするsuru 世yoのno中nakaさsa
男otokoのno道michiはha 暗kuraすぎるsugiru
どちらdochira向muいてもitemo 闇yamiばかりbakari
どこにdokoni実miのなるnonaru 花hanaがあるgaaru
どこもかしこもdokomokashikomo、
すっかりsukkari狂kuruってしまったtteshimatta
ようでございますyoudegozaimasu。
とto、申mouしましてもshimashitemo、
夜毎yogoto 酒sakeにni溺oboれるreru私watashiもmo、
決kextuしてshite、まともなmatomona人間ningenじゃございませんjagozaimasen。
すねにsuneni傷kizuもつmotsu このおれにゃkonoorenya
まぶしすぎますmabushisugimasu おo日様hisamaがga
男otokoのno酒sakeのno ほろhoro苦nigaさsa
明日asuはどのhadono色iro 咲saこうともkoutomo
おれはoreha生iきたいkitai おれのoreno道michi