花れん 歌詞 村下孝蔵 ふりがな付

もしも 花はなびらを集あつめて
青空あおぞらに 心こころをかいて
遠とおくのあなたまで そのまま
伝つたえることが できたなら

たとえば 白しろい花はなならば
寂さびしくて 泣ないていますと
紅あかい花はななら 元気げんきですと
教おしえられたなら

あなたのまわりを いつも飛とびつづける
小鳥ことりになりたい 誰だれよりも近ちかくで
追おいかけてゆきたいけれども 何なにもかもすてたいけれども

大切たいせつにしまっておいた 子供こどもの頃ころのたからもの
ずっと探さがしているけれども どうしても見みつからない
そんな夢ゆめからさめた朝あさ 小ちいさなビーズの首飾くびかざり
とりだしてみたら糸いとが切きれ 床ゆかにちらばった

窓まどの外そとは雨あめ
昨日きのうも 明日あすも
あなたは この場所ばしょに
戻もどってこれない
追おいかけてゆきたいけれども 何なにもかもすてたいけれども

心こころが形かたちで
送おくれるものならば
どんなにあなたは
おどろくでしょうか
追おいかけてゆきたいけれども 何なにもかもすてたいけれども