あんたの形見かたみの この盃さかずきに
三日月みかづき浮うかべて また呑のんでます
おんな独ひとり身み 二十にじゅう年ねん
思おもい切きる気きは 更さらにない
誓ちかうなみだの エエンエ…みさお酒ざけ
あん時とき甘あまえて すがっていたら
旅たびなどしないで いてくれたろか
我慢がまんするんじゃなかったよ
あれが最後さいごの 夜よるならば……
さだめ哀かなしや エエンエ…みさお酒ざけ
あの日ひと同おなじに 黒くろ髪結かみゆえば
似合にあうと言いわれた 口紅くちべに淋さみし
誰だれに許ゆるせる この肌はだを
遠とおいあの世よで 逢あう日ひまで……
守まもり通とおして エエンエ…みさお酒ざけ
あんたのantano形見katamiのno このkono盃sakazukiにni
三日月mikaduki浮uかべてkabete またmata呑noんでますndemasu
おんなonna独hitoりri身mi 二十nijuu年nen
思omoいi切kiるru気kiはha 更saraにないninai
誓chikaうなみだのunamidano エエンエeene…みさおmisao酒zake
あんan時toki甘amaえてete すがっていたらsugatteitara
旅tabiなどしないでnadoshinaide いてくれたろかitekuretaroka
我慢gamanするんじゃなかったよsurunjanakattayo
あれがarega最後saigoのno 夜yoruならばnaraba……
さだめsadame哀kanaしやshiya エエンエeene…みさおmisao酒zake
あのano日hiとto同onaじにjini 黒kuro髪結kamiyuえばeba
似合niaうとuto言iわれたwareta 口紅kuchibeni淋samiしshi
誰dareにni許yuruせるseru このkono肌hadaをwo
遠tooいあのiano世yoでde 逢aうu日hiまでmade……
守mamoりri通tooしてshite エエンエeene…みさおmisao酒zake