ラスト・ソング 歌詞 山口百恵 ふりがな付

最後さいごのライトは消けさないで
せめて拍手はくしゅが終おわるまで
恋こいをすることさえも許ゆるされないで
歌うたい続つづけてきた私わたし
せめてこの歌うたは貴方あなたに

客席きゃくせきにはいつもの貴方あなたがいて
となりには貴方あなたの愛あいする人ひとが
何なにも知しらずにほほえんでいる

たった一度いちどのあやまちを
貴方あなたは悔くやんでいるかしら
たった一度いちどの恋こいのあやまちだけが
私わたしをささえてくれたのに

明日あしたから一人ひとりで歩あるいてく
少すこしは大人おとなになれたもの
もう二度にどと逢あわないと心こころに決きめて
涙なみだみせずに歌うたうから
せめて心こころだけ受うけ止とめて

明日あしたになれば貴方あなたは祭壇さいだんの前まえで
新あたらしい愛あいを永遠とわに誓ちかう
だから今日きょうまでは私わたしの貴方あなた

最後さいごのライトは消けさないで
せめて拍手はくしゅが終おわるまで
恋こいをすることさえも許ゆるされないで
歌うたい続つづけて行いく私わたし
せめてこの歌うたを貴方あなたに
せめてこの歌うたを貴方あなたに