酒は涙か溜息か 歌詞
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こころのうさの 捨すてどころ
とおいえにしの かの人ひとに
夜毎よごとの夢ゆめの 切せつなさよ
酒さけは涙なみだか 溜息ためいきか
かなしい恋こいの 捨すてどころ
忘わすれた筈はずの かの人ひとに
のこる心こころを なんとしょう
馬骨
2022/12/03 03:12
この歌は遠い縁の彼の人にという一文が入るが、奇縁ともいえる唄である・・高橋掬太郎は北海道の地方記者で初めての詩作、古賀政男はコロンビアと専属契約を結んだ直後、歌った藤山一郎はまだ東京音楽学校の生徒、この布陣で構成に後世に名を遺す名曲が生まれたというのは奇跡としか言いようがない・・歌詞の内容も5・7、5・7の繰り返しの短歌の様な歌であるが・・酒は涙か溜息か心の憂さの捨て所・・遠い縁の彼の人に夜ごとの夢の切なさよ・・と遣られるとどう言う人でも立ち止まらざるを得ない・・名曲の名曲たる所以である・・