闇夜の国から 歌詞 渡辺美里 ふりがな付

闇夜やみよの国くにから二人ふたりで舟ふねを出だすんだ
海図かいずも磁石じしゃくもコンパスもない旅たびへと
(舟ふねはどこへゆく)
うしろで舵かじとるお前まえは あくびの顔かおで
夜よるの深ふかさと夜明よあけの近ちかさを
知しらせる
歌うたおうよ 声こえあわせ
舟ふねこぐ音おとにもあわせ
闇夜やみよの国くにから二人ふたり
二人ふたりで舟ふねを出だしてゆく

船出ふなでの理由りゆうを確たしかめあうこともなく
未来みらいと将来しょうらいの区別くべつもつかないまま
(退屈たいくつな時ときは)
言葉ことばの軽かるさを
二人ふたりで笑わらいつづけて
俺おれの腕うでまくらお前まえは眠ねむれそうかい?
流ながれ星ぼし 願ねがい事ごと
消きえないうちに早はやく
闇夜やみよの国くにから二人ふたり
二人ふたりで舟ふねを出だしてゆく

波なみまかせ 風かぜまかせ
星屑ほしくずの空そらに揺ゆられ
一人ひとりの国くにから今夜こんや
闇夜やみよの国くにから二人ふたり
二人ふたりで舟ふねを出だしてゆく