マイセルフ 歌詞 渡辺美里 ふりがな付

今年ことしも夏なつが終おわるよ
泳およぎつかれて はしゃぎつかれて セミしぐれの風かぜに
追おいたてられて

変かわってく街まちの夕陽ゆうひが
遮断機しゃだんきの上うえ 線路せんろづたいに あくびしたヒマワリ
赤あかく染そめてる

どうして生いきていいのか 空そらの彼方かなた 聞きこえてくる
誰だれかのSOSの声こえに 耳みみをふさいでいた ボクがみえる

明日あしたはきっと うまくとんでみせるから
心こころのイタミをやさしさにかえて
名なもない花はなも 生命せいめいもやして咲さいているから
きっと きれいなんだよね

本当ほんとうはボク 生うまれてきてよかったよ
いろんな人ひとを傷きずつけたけれど
強つよく強つよく抱だきしめていたい
ボクだけにしかできない やりかたで きみを

今年ことしも夏なつが終おわるよ
陽ひざしの中なかを 通とおり雨あめのように消きえてく
きみにハガキを書かこう

「はなれてみて 気きづいたよ
何なにもなくても たとえ 世界せかいに終おわりがこようと
きみと生いきたい」

幸しあわせになれますように 星ほしに願ねがいをかけたけど
ボクたちは どう終おわるかじゃなく
ふたり どう 始はじめてゆくかだよね

明日あしたはきっと うまくとんでみせるから
自分じぶんがなければ たどりつけない
名なもない花はなも 生命いのちもやして咲さいているから
きっときれいなんだよね

本当ほんとうはボク 生うまれてきてよかったよ
つまづいた時ときは やり直なおせばいい
きみのイラダチ きみの悲かなしみも
きみの全部ぜんぶを見失みうしなわないように きみを