冬ふゆは男おとこの海うみのごと
人ひと訪おとずれることもなき
風花かざばなうたう 男鹿おがの海うみ
夏なつは女おんなの海うみのごと
人恋ひとこいしげな素振すぶりして
山やま撫子なでしこに 何なに語かたる
海うみと空そらとの交まじわりに
ただ悲かなしげにかもめ舞まう
鉄紺てつこんの海うみ 音おと高たかく
風かぜが散ちらせし花はな達たちを
拾ひろい集あつめる人ひともなく
涙なみだ流ながさん 人知ひとしれず
冬fuyuはha男otokoのno海umiのごとnogoto
人hito訪otozuれることもなきrerukotomonaki
風花kazabanaうたうutau 男鹿ogaのno海umi
夏natsuはha女onnaのno海umiのごとnogoto
人恋hitokoiしげなshigena素振subuりしてrishite
山yama撫子nadeshikoにni 何nani語kataるru
海umiとto空soraとのtono交majiわりにwarini
ただtada悲kanaしげにかもめshigenikamome舞maうu
鉄紺tetsukonのno海umi 音oto高takaくku
風kazeがga散chiらせしraseshi花hana達tachiをwo
拾hiroいi集atsuめるmeru人hitoもなくmonaku
涙namida流nagaさんsan 人知hitoshiれずrezu