POLE TOWN
通とおり過すぎゆく
どこも変かわらぬ日々ひび
こんな凍いてつく街まちでも
人ひとは強つよく生いきて往ゆけるの?
しゃがみこんでいる
少女しょうじょがはしゃぐそばで
遠とおい思おもいをたたえた幾千いくせんの足音あしおと
僕ぼくは一人ひとり
流ながれていく街まちを
ただ見みつめている
来こない君きみを待まちながら
POLE TOWN
降ふりしきる雪ゆき
逃にげるように集つどう
この地下街ちかがいの果はてに
君きみの行方ゆくえ探さがしていたよ
悲かなしみの顔かおと喜よろこびの顔かおの間あいだに
きっと失うしないかけてた
僕ぼくの顔かおが見みつかる
白しろく光ひかる道みちに映うつる影かげを
ただ追おい続つづけて時ときは流ながれる
佇たたずんでいる北きたの街まちの鼓動こどう
僕ぼくは聞きいていた
君きみのことを想おもいながら
肩かたに凍しみていく雪ゆきは何なにも言いわずに
まるで手て招まねくような風かぜが吹ふきはじめた
この階段かいだんのぼれば
もう僕ぼくはただの旅人たびびとさ
いられはしない
だけど僕ぼくは流ながれていく街まちを
まだ見みつめている
来こない君きみを待まちながら
やがて僕ぼくは襟えりを立たてて一人ひとり
帰かえるのだろうか?
ここより寒さむいあの街まちへ
POLE TOWN
通tooりri過suぎゆくgiyuku
どこもdokomo変kaわらぬwaranu日々hibi
こんなkonna凍iてつくtetsuku街machiでもdemo
人hitoはha強tsuyoくku生iきてkite往yuけるのkeruno?
しゃがみこんでいるsyagamikondeiru
少女syoujoがはしゃぐそばでgahasyagusobade
遠tooいi思omoいをたたえたiwotataeta幾千ikusenのno足音ashioto
僕bokuはha一人hitori
流nagaれていくreteiku街machiをwo
ただtada見miつめているtsumeteiru
来koないnai君kimiをwo待maちながらchinagara
POLE TOWN
降fuりしきるrishikiru雪yuki
逃niげるようにgeruyouni集tsudoうu
このkono地下街chikagaiのno果haてにteni
君kimiのno行方yukue探sagaしていたよshiteitayo
悲kanaしみのshimino顔kaoとto喜yorokoびのbino顔kaoのno間aidaにni
きっとkitto失ushinaいかけてたikaketeta
僕bokuのno顔kaoがga見miつかるtsukaru
白shiroくku光hikaるru道michiにni映utsuるru影kageをwo
ただtada追oいi続tsuduけてkete時tokiはha流nagaれるreru
佇tatazuんでいるndeiru北kitaのno街machiのno鼓動kodou
僕bokuはha聞kiいていたiteita
君kimiのことをnokotowo想omoいながらinagara
肩kataにni凍shiみていくmiteiku雪yukiはha何naniもmo言iわずにwazuni
まるでmarude手te招maneくようなkuyouna風kazeがga吹fuきはじめたkihajimeta
このkono階段kaidanのぼればnoboreba
もうmou僕bokuはただのhatadano旅人tabibitoさsa
いられはしないirarehashinai
だけどdakedo僕bokuはha流nagaれていくreteiku街machiをwo
まだmada見miつめているtsumeteiru
来koないnai君kimiをwo待maちながらchinagara
やがてyagate僕bokuはha襟eriをwo立taててtete一人hitori
帰kaeるのだろうかrunodarouka?
ここよりkokoyori寒samuいあのiano街machiへhe