影を慕いて 歌詞
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
月つきにやるせぬ 我わが想おもい
つゝめば燃もゆる 胸むねの火ひに
身みは焦あせれつゝ
しのびなく……
わびしさよ せめて痛いたみのなぐさめに
ギターをとりて 爪弾つまびけば
どこまで時雨しぐれ ゆく秋あきぞ
振音トレモロ寂さびし
身みは悲かなし……
君きみ故ゆえに 永ながき人世じんせいを霜枯しもがれて
永遠とわに春はる見みぬ わが運命うんめい
永ながろうべきか 空蝉うつせみの
儚はかなき影かげよ
わが恋こいよ……
馬骨
2022/07/17 05:33
古賀メロディーの源流であり藤山一郎という音大を出た俊英が歌った名曲である・・この歌は珍しく男性が恋に泣く歌である、ある意味の男唄である、お千代さんがどう唄うかという興味と、恋はには必ず対象の人物がいる筈なのである・・お千代さんの歌を聴いていると初めてその対象の女性が現れた感じがして聞き入りました・・良く歌であの人は行ってしまったという別れ歌があるが、行ってしまった男性も恋を失っているのである・・女性が歌うと引き立ちます・・