もずが枯木かれきで 泣ないている
おいらは藁わらを たたいてる
綿わたひき車くるまは おばあさん
コットン水車すいしゃも まわってる
みんな去年きょねんと 同おなじだよ
けれども足たりねえ ものがある
兄あんさの薪まきわる 音おとがねえ
バッサリ薪たきぎわる 音おとがねえ
兄あにさは満州まんしゅうへ いっただよ
鉄砲てっぽうが涙なみだに 光ひかっただ
もずよ寒さむくも 鳴なくでねえ
兄あにさはもっと 寒さむいだぞ
もずがmozuga枯木karekiでde 泣naいているiteiru
おいらはoiraha藁waraをwo たたいてるtataiteru
綿wataひきhiki車kurumaはha おばあさんobaasan
コットンkotton水車suisyaもmo まわってるmawatteru
みんなminna去年kyonenとto 同onaじだよjidayo
けれどもkeredomo足taりねえrinee ものがあるmonogaaru
兄anさのsano薪makiわるwaru 音otoがねえganee
バッサリbassari薪takigiわるwaru 音otoがねえganee
兄aniさはsaha満州mansyuuへhe いっただよittadayo
鉄砲teppouがga涙namidaにni 光hikaっただttada
もずよmozuyo寒samuくもkumo 鳴naくでねえkudenee
兄aniさはもっとsahamotto 寒samuいだぞidazo