最初さいしょにしたことは この地ちの果はてのような
部屋へやに灯ひをともし 毛布もうふをかけて
ラムかテキーラかは忘わすれたけれども
口くちに含ふくんで書かいた 航海こうかい日誌にっし
オー 大おおきな船ふねの事故じこからSOSがきて
1912年ねん 沈しずんでゆくのが
ここから見みえた
西にしインド諸島しょとうに巡めぐり着ついた頃ころは
パリもカリブも同おなじ酒さけが流行はやって
ナイフの柄えが朽くちていくのも忘わすれて
バラ色いろの日ひを刻きざむ ヤシの実み 流ながす
オー そのころ遠とおい黄金色こがねいろの東ひがしの国くにからは
新あたらしく王様おうさまが生うまれた話はなしが
ここで聞きこえた
沢山たくさんの兵士へいしたちが いろんな武器ぶきを持もち
同おなじ事ことさせられた跡あとが 潮うしおに流ながされて
ここに届とどいた
最後さいごに言いっておく事ことは あの年としに穫とれたこの
最低さいていのブドウ酒しゅを飲のみ干ほすのは誰だれでもない
あなたに向むけて 今いま あなたのために
最初saisyoにしたことはnishitakotoha このkono地chiのno果haてのようなtenoyouna
部屋heyaにni灯hiをともしwotomoshi 毛布moufuをかけてwokakete
ラムramuかkaテキtekiーラraかはkaha忘wasuれたけれどもretakeredomo
口kuchiにni含fukuんでnde書kaいたita 航海koukai日誌nisshi
オoー 大ooきなkina船funeのno事故jikoからkaraSOSがきてgakite
1912年nen 沈shizuんでゆくのがndeyukunoga
ここからkokokara見miえたeta
西nishiインドindo諸島syotouにni巡meguりri着tsuいたita頃koroはha
パリpariもmoカリブkaribuもmo同onaじji酒sakeがga流行hayaってtte
ナイフnaifuのno柄eがga朽kuちていくのもchiteikunomo忘wasuれてrete
バラbara色iroのno日hiをwo刻kizaむmu ヤシyashiのno実mi 流nagaすsu
オoー そのころsonokoro遠tooいi黄金色koganeiroのno東higashiのno国kuniからはkaraha
新ataraしくshiku王様ousamaがga生uまれたmareta話hanashiがga
ここでkokode聞kiこえたkoeta
沢山takusanのno兵士heishiたちがtachiga いろんなironna武器bukiをwo持moちchi
同onaじji事kotoさせられたsaserareta跡atoがga 潮ushioにni流nagaされてsarete
ここにkokoni届todoいたita
最後saigoにni言iっておくtteoku事kotoはha あのano年toshiにni穫toれたこのretakono
最低saiteiのnoブドウbudou酒syuをwo飲noみmi干hoすのはsunoha誰dareでもないdemonai
あなたにanatani向muけてkete 今ima あなたのためにanatanotameni