「乾かわいた風かぜを抱だきしめたら ノドモト突つきささったみたい」
小ちいさく息いきを切きらして 浜辺はまべを走はしる君きみ
両手りょうてで作つくった双眼鏡そうがんきょう 愛いとしい背中せなかを追おいかける
真冬まふゆの海うみは灰色はいいろ 心こころもくもりがち
うまくいかないことばかりでこの頃ごろ 不安ふあんになるよ
君きみまでも失うしないそうだから
何度なんども話はなしかけても 言葉ことばは風かぜにさらわれ
僕ぼくには気きづかないまま 君きみは霧きりの向むこうへ 消きえてゆく
過すぎ去さる時間じかんが切せつなくて カメラの日付ひづけを眺ながめてた
魔法まほうのようにこのまま 閉とじ込こめておきたい
今日見きょうみた夢ゆめの鮮あざやかすぎるあの色いろ 思おもい出だせたら
君きみにだけ聞きかせてあげたい
何度なんども話はなしかけても 言葉ことばは波なみにさらわれ
僕ぼくには気きづかないまま 君きみは霧きりの向むこうへ 消きえてゆく
うまくいかないことばかりさ近頃ちかごろ だからあんまり
遠とおくまで行いかないでおくれ
確たしかな声こえを聞きかせて このまま立たち去さらないで
確たしかなモノは君きみしか 残のこっていないから
何度なんども話はなしかけても 言葉ことばは風かぜにさらわれ
僕ぼくには気きづかないまま 君きみは霧きりの向むこうへ 消きえてゆく
「乾kawaいたita風kazeをwo抱daきしめたらkishimetara ノドモトnodomoto突tsuきささったみたいkisasattamitai」
小chiiさくsaku息ikiをwo切kiらしてrashite 浜辺hamabeをwo走hashiるru君kimi
両手ryouteでde作tsukuったtta双眼鏡sougankyou 愛itoしいshii背中senakaをwo追oいかけるikakeru
真冬mafuyuのno海umiはha灰色haiiro 心kokoroもくもりがちmokumorigachi
うまくいかないことばかりでこのumakuikanaikotobakaridekono頃goro 不安fuanになるよninaruyo
君kimiまでもmademo失ushinaいそうだからisoudakara
何度nandoもmo話hanaしかけてもshikaketemo 言葉kotobaはha風kazeにさらわれnisaraware
僕bokuにはniha気kiづかないままdukanaimama 君kimiはha霧kiriのno向muこうへkouhe 消kiえてゆくeteyuku
過suぎgi去saるru時間jikanがga切setsuなくてnakute カメラkameraのno日付hidukeをwo眺nagaめてたmeteta
魔法mahouのようにこのままnoyounikonomama 閉toじji込koめておきたいmeteokitai
今日見kyoumiたta夢yumeのno鮮azaやかすぎるあのyakasugiruano色iro 思omoいi出daせたらsetara
君kimiにだけnidake聞kiかせてあげたいkaseteagetai
何度nandoもmo話hanaしかけてもshikaketemo 言葉kotobaはha波namiにさらわれnisaraware
僕bokuにはniha気kiづかないままdukanaimama 君kimiはha霧kiriのno向muこうへkouhe 消kiえてゆくeteyuku
うまくいかないことばかりさumakuikanaikotobakarisa近頃chikagoro だからあんまりdakaraanmari
遠tooくまでkumade行iかないでおくれkanaideokure
確tashiかなkana声koeをwo聞kiかせてkasete このままkonomama立taちchi去saらないでranaide
確tashiかなkanaモノmonoはha君kimiしかshika 残nokoっていないからtteinaikara
何度nandoもmo話hanaしかけてもshikaketemo 言葉kotobaはha風kazeにさらわれnisaraware
僕bokuにはniha気kiづかないままdukanaimama 君kimiはha霧kiriのno向muこうへkouhe 消kiえてゆくeteyuku