音楽があれば雨の日も楽しめる
しとしとと雨が降り続く梅雨シーズン。
パッとしない天気につられて、気分までどんよりしちゃいますよね。
晴れ晴れした気分でお出かけもできなければ、なんだか体までだるくなってくる憂鬱な毎日。
そんな時は、音楽でおうち時間を充実させてみませんか?
もちろん、明るい音楽を聴いて無理に気分を上げる必要はありません。
雨の日には雨の日に合った曲があります。
雨の憂鬱な気分にどっぷりと浸れる楽曲や、沈んだ心に寄り添ってくれるような優しい楽曲。
「雨」がテーマの楽曲を、新旧問わず厳選してご紹介します。
「Rain」秦基博
『Rain』は、2013年にリリースされた秦基博の15枚目のシングル『言ノ葉』に収録されている楽曲です。
彼のオリジナル曲ではなく、男性シンガーソングライター『大江千里』が1988年に発表した楽曲のカバー。
秦基博のカバーは新海誠監督のアニメーション映画『言の葉の庭』のエンディングソングとしても起用されました。
楽曲の内容は、雨をテーマにした少し切なさを感じるラブソング。
綺麗なメロディにのせ、去ってしまう女性を追う男性の想いが歌われています。
「レイニーブルー」徳永英明
『レイニーブルー』は、徳永英明が1986年にリリースした楽曲です。
今から30年以上も前の曲ですが、清水翔太やLittle Glee Monsterなど様々なアーティストがカバーしているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
失恋の切ない思いを歌ったこの楽曲は、雨ソングではなく失恋ソングとしても人気で、男性が聴いても女性が聴いても、同じように心に染み渡ってきて泣ける一曲です。
「雨のMelody」KinKi Kids
『雨のMelody』は、KinKi Kidsの8枚目のシングルです。
リリース当時の1999年は8cmCDでしたが、2002年には12cmCDで再発売されました。
曲中では好きな人に対する情熱的な思いが歌われていますが、実はこちらも失恋ソング。
別れた後の切ない気持ちが綴られているようです。
楽曲自体は落ち着きがありながらもややアップテンポなので、聞いていて気持ちが重くなり過ぎない点もおすすめのポイント。
カッコイイ踊りも含め、チェックしてみてくださいね。
「雨のち晴れ」Mr.Children
『雨のち晴れ』は、Mr.childrenが1994年にリリースした4枚目のアルバム『Atomic Heart』に収録されている楽曲です。
こちらはこれまでに紹介した雨ソングとは少し違い、前向きな歌詞が印象的な一曲。
ぱっとしない退屈な日々が歌われていますが、その中でも「いつか雨は晴れる」と希望を感じる歌詞が盛り込まれています。
最後は「虹を渡ろう」という歌詞で締めくくられているのも印象的。
降り続いた雨が止み、晴れ渡った空が広がる様子がイメージできます。
少し気分を明るくしたいときに聴くといいかもしれませんね。
「Ref:rain」Aimer
『Ref:rain』は、Aimerが2018年にリリースした14枚目のシングルです。
この楽曲はTVアニメ『恋は雨上がりのように』のエンディングテーマに起用。
Aimerの透き通るような声、綺麗なメロディ、そしてどこか切なさを感じる歌詞が雨の日にピッタリ。
部屋でじっくりと楽曲の世界観に浸ってみてください。
「雨唄」GReeeeN
GReeeeNといえばラブソングの定番『愛唄』が有名ですが、『雨唄』は真逆の切なすぎる失恋ソング。
2013年にリリースした20枚目のシングル『イカロス』のカップリング曲として収録されています。
楽曲で歌われているのは、2人で一緒に過ごした雨の日の思い出。
そして、2人が別れた雨の日について歌われています。
雨で憂鬱な日、この曲を聴きながら終わった恋の余韻に浸ってみるのもいいかもしれませんね。
「雨上がり」レミオロメン
『雨上がり』は、2003年にリリースされたレミオロメンのインディーズデビューシングル。
ファンからは隠れた名曲として親しまれており、後に10周年を記念して編曲した10th Anniversary Ver.も発表されました。
「雨のち晴れ模様」というフレーズが多用されているように、楽曲では前に向かって歩き出そうとする晴れやかな気持ちが歌われています。
憂鬱な気分を和らげるのにふさわしい一曲です。
「恋をしたのは」aiko
『恋をしたのは』は、aikoの36枚目のシングル。
2016年にリリースされ、映画『聲の形』の主題歌として起用されました。
楽曲で歌われているのは、愛する人に対するまっすぐな想い。
雨に関する描写は所々出てきますが、一曲を通して聞くとほっと心が温まります。
好きな人や大切な人を思い浮かべながら聴いてみてくださいね。
「雨天決行」東京事変
『雨天決行』は、2010年にリリースされた東京事変の4枚目のアルバム『スポーツ』に収録されている楽曲。
キーボードの伊澤一葉が、椎名林檎が歌うことを意識して作曲したそうです。
作詞を担当したのは椎名林檎で、想いを寄せる相手への淡い恋心が書き綴られています。
重低音をメインにしながらもどこか軽やかさを感じるメロディーは、雨降りの日も雨上がりにもピッタリです。
「サボテン」ポルノグラフィティ
『サボテン』は、2000年にリリースされたポルノグラフィティの5枚目のシングル。
インディーズ時代から存在していた楽曲で、歌詞は2回ほど書き直されているようです。
楽曲では雨の中去っていく恋人の様子や、窓際にあるサボテンについて歌われています。
ちなみになぜサボテンが登場するのかというと、作詞を担当した新藤晴一が当時付き合っていた彼女の部屋にサボテンがあったからなんだそう。
だから歌詞にリアリティがあるのかもしれませんね。
「六月は雨上がりの街を書く」ヨルシカ
『六月は雨上がりの街を書く』は、2019年にリリースされたヨルシカのファーストフルアルバム『だから僕は音楽を辞めた』に収録されている楽曲です。
このアルバムは、音楽を辞めることになった青年「エイミー」が旅をしながら「エルマ」へ向けて作ったという設定のストーリー性のあるアルバム。
『六月は雨上がりの街を書く』ではエイミーを思う気持ちや、自暴自棄になってしまう不安定な思いが歌われています。
雨で外に出られないおうち時間にぜひアルバムを通して聴いてみてくださいね。
「Imitation Rain」SixTONES
『Imitation Rain』は2020年にリリースされたSixTONESのデビューシングル。
X JAPANのYOSHIKIがプロデュースしたことでも話題になりました。
タイトルの「Imitation」は、模倣や偽物という意味。
他の楽曲とはやや異なり、実際の雨について歌っているわけではありません。
楽曲中では人生に対する葛藤などが歌われており、とても聴きごたえのある一曲です。
所々に散りばめられたYOSHIKIのエッセンスを感じながら楽しんで聴いてみてくださいね。
雨の日は音楽で心を満たそう!
以上、雨の日に聴きたい楽曲についてご紹介しました。
同じ「雨」というテーマでも、切ない楽曲もあれば晴れやかな楽曲もあります。
ぜひその日の気分に合わせて聴いてみてくださいね。
外に出れない雨の日だからこそ、おうちでゆっくりと音楽に浸るチャンスですよ。
TEXT ゆとりーな