空気くうきが冷つめたくなりはじめている
目めに見みえないほどに遅おそく
時間じかんが経たっている
誰一人気付だれひとりきづかぬ間まに
ただ今日きょうが終おわってしまう気きがした
目めを合あわせ僕ぼくがひとつだけ頷うなずいたら
君きみだけに知しらせていた合図あいずだ
扉とびらをあけてここを出でよう
この気持きもちが歳としを取とる前まえに
生いきていく またひとつ答こたえを出だす
今いまならまだ間まに合あうと思おもう
離はなれていく雲くもの流ながれを見みつけて
君きみは少すこし眩まぶしそうにその目めを細ほそめた
どこまでも響ひびいていくのかい
言葉ことばは スネアのロールは
もし君きみに最後さいごの音おとが聞きこえたとしたら
離はなれてもそれが合図あいずだ
灯あかりを分わけるトーチのように
暗くらい中なかで抱だきしめあった
降ふる雨あめにかき消けされぬように
ただ強つよく僕ぼくらは闇やみの先さきを見みている
朝あさが来きて光ひかりがさす
あの温度おんどを あの美うつくしさを
覚おぼえている
そうやってまた
僕ぼくらは変かわっていける
空気kuukiがga冷tsumeたくなりはじめているtakunarihajimeteiru
目meにni見miえないほどにenaihodoni遅osoくku
時間jikanがga経taっているtteiru
誰一人気付darehitorikiduかぬkanu間maにni
ただtada今日kyouがga終oわってしまうwatteshimau気kiがしたgashita
目meをwo合aわせwase僕bokuがひとつだけgahitotsudake頷unazuいたらitara
君kimiだけにdakeni知shiらせていたraseteita合図aizuだda
扉tobiraをあけてここをwoaketekokowo出deようyou
このkono気持kimoちがchiga歳toshiをwo取toるru前maeにni
生iきていくkiteiku またひとつmatahitotsu答kotaえをewo出daすsu
今imaならまだnaramada間maにni合aうとuto思omoうu
離hanaれていくreteiku雲kumoのno流nagaれをrewo見miつけてtsukete
君kimiはha少sukoしshi眩mabuしそうにそのshisounisono目meをwo細hosoめたmeta
どこまでもdokomademo響hibiいていくのかいiteikunokai
言葉kotobaはha スネアsuneaのnoロroールruはha
もしmoshi君kimiにni最後saigoのno音otoがga聞kiこえたとしたらkoetatoshitara
離hanaれてもそれがretemosorega合図aizuだda
灯akariをwo分waけるkeruトtoーチchiのようにnoyouni
暗kuraいi中nakaでde抱daきしめあったkishimeatta
降fuるru雨ameにかきnikaki消keされぬようにsarenuyouni
ただtada強tsuyoくku僕bokuらはraha闇yamiのno先sakiをwo見miているteiru
朝asaがga来kiてte光hikariがさすgasasu
あのano温度ondoをwo あのano美utsukuしさをshisawo
覚oboえているeteiru
そうやってまたsouyattemata
僕bokuらはraha変kaわっていけるwatteikeru