冴さえない暮くらし 明日あしたゴミ出だし
忘わすれないように覚おぼえていてほしい
響ひびく音おとは夏なつの雷鳴らいめい
心細こころぼそさがふっと胸むねに刺ささる
楽たのしいことはいつも後出あとだし
それでも僕ぼくをもっと見みていてほしい
死しんだ蝉せみはなぜか邪魔じゃまだし
子こどもの声こえはずっと遠とおくへ行いくし
何なんだか泣なきたくてどうでもいい映画えいがを見みたら
「別べつに要いらなかったな」なんて
悲かなしいことは繰くり返かえしの日ひ
贅沢ぜいたくなんかも言いえずにいるし
「それで別べつに悪わるくはないし」
「みんながみんな我慢がまんしているし」
ほらこんなに面白おもしろいことがあるよ
そう君きみが何なにを作つくらなくてもさ
「なあ夢ゆめを追おうことは素晴すばらしいね」
「まあ俺おれはわざわざやらないけど」
寂さびしいことは嘘うそをつく意味いみ
悪気わるぎなんかきっとありゃしないのに
悲かなしいことは繰くり返かえしの日ひ
いつまでもここで泣なくのだろうか
寂さびしいときは目めを閉とじるとき
嫌いやなことばかり思おもい出だすのだろう
苦くるしいことは決別けつべつの日々ひび
痛いたみだけはずっと慣なれないままで
冴さえない暮くらし 明日あしたゴミ出だし
僕ぼくのことをずっと覚おぼえていてほしい
冴saえないenai暮kuらしrashi 明日ashitaゴミgomi出daしshi
忘wasuれないようにrenaiyouni覚oboえていてほしいeteitehoshii
響hibiくku音otoはha夏natsuのno雷鳴raimei
心細kokorobosoさがふっとsagafutto胸muneにni刺saさるsaru
楽tanoしいことはいつもshiikotohaitsumo後出atodaしshi
それでもsoredemo僕bokuをもっとwomotto見miていてほしいteitehoshii
死shiんだnda蝉semiはなぜかhanazeka邪魔jamaだしdashi
子koどものdomono声koeはずっとhazutto遠tooくへkuhe行iくしkushi
何nanだかdaka泣naきたくてどうでもいいkitakutedoudemoii映画eigaをwo見miたらtara
「別betsuにni要iらなかったなranakattana」なんてnante
悲kanaしいことはshiikotoha繰kuりri返kaeしのshino日hi
贅沢zeitakuなんかもnankamo言iえずにいるしezuniirushi
「それでsorede別betsuにni悪waruくはないしkuhanaishi」
「みんながみんなminnagaminna我慢gamanしているしshiteirushi」
ほらこんなにhorakonnani面白omoshiroいことがあるよikotogaaruyo
そうsou君kimiがga何naniをwo作tsukuらなくてもさranakutemosa
「なあnaa夢yumeをwo追oうことはukotoha素晴subaらしいねrashiine」
「まあmaa俺oreはわざわざやらないけどhawazawazayaranaikedo」
寂sabiしいことはshiikotoha嘘usoをつくwotsuku意味imi
悪気warugiなんかきっとありゃしないのにnankakittoaryashinainoni
悲kanaしいことはshiikotoha繰kuりri返kaeしのshino日hi
いつまでもここでitsumademokokode泣naくのだろうかkunodarouka
寂sabiしいときはshiitokiha目meをwo閉toじるときjirutoki
嫌iyaなことばかりnakotobakari思omoいi出daすのだろうsunodarou
苦kuruしいことはshiikotoha決別ketsubetsuのno日々hibi
痛itaみだけはずっとmidakehazutto慣naれないままでrenaimamade
冴saえないenai暮kuらしrashi 明日ashitaゴミgomi出daしshi
僕bokuのことをずっとnokotowozutto覚oboえていてほしいeteitehoshii