さよなら
今年ことしもまた
桜さくらが咲さきはじめて
ぼくらが
出会であったのは
別わかれの季節きせつだったね
朝あさの冷つめたい風かぜで
強つよく頬ほおを撫なでて
どこかへと
飛行機雲ひこうきぐも
まっすぐに伸のびた
ふいに 名残なごり惜おしむような
冬ふゆの匂においに誘さそわれ
フワリ 雪ゆきになり降ふるのは
僕ぼくの気持きもちでした
さよなら
今年ことしもまた
桜さくらが咲さきはじめて
ぼくらが
出会であったのは
別わかれの季節きせつだったね
駅えきに続つづく道みちで
二人ふたり黙だまり込こんで
いつまでも
その隣となりを
歩あるいていたかった
だけど 名残なごり惜おしむような
冬ふゆの匂においも薄うすれて
シュワリ 雪ゆきを溶とかしたのが
君きみの答こたえだから
さよなら
今年ことしもまた
桜さくらが咲さきはじめて
ぼくらが
出会であったのは
別わかれの季節きせつだったね
さよなら
言いえなかった
言葉ことばは雪ゆきと消きえて
ぼくらを
大人おとなにした
別わかれの季節きせつだったね
さよならsayonara
今年kotoshiもまたmomata
桜sakuraがga咲saきはじめてkihajimete
ぼくらがbokuraga
出会deaったのはttanoha
別wakaれのreno季節kisetsuだったねdattane
朝asaのno冷tsumeたいtai風kazeでde
強tsuyoくku頬hooをwo撫naでてdete
どこかへとdokokaheto
飛行機雲hikoukigumo
まっすぐにmassuguni伸noびたbita
ふいにfuini 名残nagori惜oしむようなshimuyouna
冬fuyuのno匂nioいにini誘sasoわれware
フワリfuwari 雪yukiになりninari降fuるのはrunoha
僕bokuのno気持kimoちでしたchideshita
さよならsayonara
今年kotoshiもまたmomata
桜sakuraがga咲saきはじめてkihajimete
ぼくらがbokuraga
出会deaったのはttanoha
別wakaれのreno季節kisetsuだったねdattane
駅ekiにni続tsuduくku道michiでde
二人futari黙damaりri込koんでnde
いつまでもitsumademo
そのsono隣tonariをwo
歩aruいていたかったiteitakatta
だけどdakedo 名残nagori惜oしむようなshimuyouna
冬fuyuのno匂nioいもimo薄usuれてrete
シュワリsyuwari 雪yukiをwo溶toかしたのがkashitanoga
君kimiのno答kotaえだからedakara
さよならsayonara
今年kotoshiもまたmomata
桜sakuraがga咲saきはじめてkihajimete
ぼくらがbokuraga
出会deaったのはttanoha
別wakaれのreno季節kisetsuだったねdattane
さよならsayonara
言iえなかったenakatta
言葉kotobaはha雪yukiとto消kiえてete
ぼくらをbokurawo
大人otonaにしたnishita
別wakaれのreno季節kisetsuだったねdattane