ちいさな若葉わかばがのびるよに
りょうの手て 空そらにさしあげて
大地だいちのかおり すいこめば
わたしが緑みどりにそまってく
わたしの中なかからあふれだす
春はるのさけびは いのちのさけび
こずえをわたる風かぜのよに
春はるのさけびよ かなたへとどけ
ぶんぶん野原のはらのハチのよに
光ひかりの中なかをとびまわり
あつい空気くうきをすいこめば
わたしは夏なついろ 蜜みつのいろ
わたしをこんがり焼やきあげる
夏なつのかがやき いのちのひかり
おわることない歌うたのよに
夏なつのよろこび はてなくつづけ
木この葉はがはらりとおちるよに
まつげを濡ぬらして うつむいて
ちいさな溜息ためいきこぼしてる
わたしが小雨こさめに にじんでる
わたしの深ふかくにしずんでく
秋あきのしずけさ いのちの吐息といき
水面みなもにうつる影かげのよに
秋あきのうれいは かすかにゆれる
落葉おちばにうもれたタネのよに
いのちをそうっと抱だきしめて
息いきをひそめてねむってる
わたしは春はるをまっている
わたしの中なかからあふれだす
春はるのさけびは いのちのさけび
雪ゆきわる 南みなみの風かぜのよに
春はるのさけびよ はるかにとどけ
こずえをわたる風かぜのよに
春はるのさけびよ かなたへとどけ
こずえをわたる風かぜのよに
春はるのさけびよ かなたへとどけ
ちいさなchiisana若葉wakabaがのびるよにganobiruyoni
りょうのryouno手te 空soraにさしあげてnisashiagete
大地daichiのかおりnokaori すいこめばsuikomeba
わたしがwatashiga緑midoriにそまってくnisomatteku
わたしのwatashino中nakaからあふれだすkaraafuredasu
春haruのさけびはnosakebiha いのちのさけびinochinosakebi
こずえをわたるkozuewowataru風kazeのよにnoyoni
春haruのさけびよnosakebiyo かなたへとどけkanatahetodoke
ぶんぶんbunbun野原noharaのnoハチhachiのよにnoyoni
光hikariのno中nakaをとびまわりwotobimawari
あついatsui空気kuukiをすいこめばwosuikomeba
わたしはwatashiha夏natsuいろiro 蜜mitsuのいろnoiro
わたしをこんがりwatashiwokongari焼yaきあげるkiageru
夏natsuのかがやきnokagayaki いのちのひかりinochinohikari
おわることないowarukotonai歌utaのよにnoyoni
夏natsuのよろこびnoyorokobi はてなくつづけhatenakutsuduke
木koのno葉haがはらりとおちるよにgahararitoochiruyoni
まつげをmatsugewo濡nuらしてrashite うつむいてutsumuite
ちいさなchiisana溜息tameikiこぼしてるkoboshiteru
わたしがwatashiga小雨kosameにni にじんでるnijinderu
わたしのwatashino深fukaくにしずんでくkunishizundeku
秋akiのしずけさnoshizukesa いのちのinochino吐息toiki
水面minamoにうつるniutsuru影kageのよにnoyoni
秋akiのうれいはnoureiha かすかにゆれるkasukaniyureru
落葉ochibaにうもれたniumoretaタネtaneのよにnoyoni
いのちをそうっとinochiwosoutto抱daきしめてkishimete
息ikiをひそめてねむってるwohisometenemutteru
わたしはwatashiha春haruをまっているwomatteiru
わたしのwatashino中nakaからあふれだすkaraafuredasu
春haruのさけびはnosakebiha いのちのさけびinochinosakebi
雪yukiわるwaru 南minamiのno風kazeのよにnoyoni
春haruのさけびよnosakebiyo はるかにとどけharukanitodoke
こずえをわたるkozuewowataru風kazeのよにnoyoni
春haruのさけびよnosakebiyo かなたへとどけkanatahetodoke
こずえをわたるkozuewowataru風kazeのよにnoyoni
春haruのさけびよnosakebiyo かなたへとどけkanatahetodoke