untitled 歌詞 山崎まさよし ふりがな付

乾かわいた風かぜに望のぞみ乗のせて
最後さいごの花はなは落おちる
巡めぐりくる季節きせつを迎むかえても
忘わすれ得えぬ悲かなしみがある

やさしい面影おもかげに後うしろ髪がみ引ひかれ
歩あるき出だせずに岸辺きしべに佇たたずむ

ただ一ひとつの叶かなわぬ願ねがいよ
澱よどむ街まちを分わける川かわを下くだって
何処どこまでも遠とおく流ながれてゆけ
安やすらぎが時ときを満みたす日ひまで

幾いくつかの言葉ことばを残のこして
涙なみだは砂すなに還かえる
深ふかく暗くらい闇やみが訪おとずれても
眠ねむらない思おもいがある

雨あめの名残なごりで文字もじを滲にじませた
行いく宛あてのない誰だれかの走はしり書がき

彼方かなたからの雪解ゆきどけの川かわよ
月つきに照てらされた夜よるを偲しのんで
まだ見みぬ明日あすに流ながれてゆけ
またここに鳥とりが帰かえってくる日ひまで

たえまなく聞きこえてるせせらぎが
静しずかな祈いのりに変かわってゆく

ただ一ひとつの叶かなわぬ願ねがいよ
澱よどむ街まちを分わける川かわを下くだって
何処どこまでも遠とおく流ながれてゆけ
安やすらぎが時ときを満みたす日ひまで
彼方かなたからの雪解ゆきどけの川かわよ
月つきに照てらされた夜よるを偲しのんで
まだ見みぬ明日あすに流ながれてゆけ
またここに鳥とりが帰かえってくる日ひまで