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現在18歳、まだ大人ではない當山みれいが綴る三篇の恋心【インタビュー】

11月23日に最新シングル『君のとなり』を発売する當山みれい。現在18歳、まだ大人ではない。
11月23日に最新シングル『君のとなり』を発売する當山みれい。現在18歳、まだ大人ではない。


でも、ティーンズという言葉に甘えたくはない世代。だからこそ彼女は、今の想いをリアルに伝えてきた。ここに綴った三篇の恋心は、少しのきっかけで大きく揺れ動く心模様。當山みれい自身、どんな想いを持ってこの言葉たちを綴ったのか、ここに記そうと思う。

當山みれい インタビュー

今は、いろんな物事に対して最後に「ありがとう」と言える


――最新シングル『君のとなり』の冒頭へ、「この世界は僕が思うよりも残酷で いつからか期待すること怖がるようになった」と記しています。みれいさん自身、そう思う経験があったということ?

當山: 1stアルバム『My Way』を出す前までの2年間は、悩んだり考え過ぎることは多かったし、そういう経験が『君のとなり』の歌詞にも反映されています。

――一般的に18歳という年齢に対して、何事もポジティブに考え輝いていける世代と捉えがちですけど、じつは10代の頃ほど感受性はプラスにもマイナスにも大きく揺れ動く時期ですよね。

當山:そうなんです。頑張っていく中で、どうしても自分の理想や予想と違うと感じることもいろいろありました。それでも今は、いろんな物事に対して最後に「ありがとう」と言えるんですけど。その言葉を素直に言えるようになるまでにも時間や経験が必要だったと言いますか…。
きっと、自分の心に余裕がなかったんでしょうね。「自分はこうなりたい」「こう表現したいのに」という想い通りに音楽を表現できなくてジレンマを感じることもありましたけど。たくさんのライブ経験を重ねてこれたし、学校で友達と過ごす時間を大切に出来たのも私にとって大切なことでした。

――まだ高校生のように、学校で友達と過ごす時間もかけがえのないものだ。

當山:とても大事です。私は歌を通して自分の想いを表現しています。だからこそ、私と同じ世代の人たちがどう思ったり感じてくれているのかを直接聞きたかった。何より、みんなと何気ない話をするってすごく楽しければ、私にとっては大事なことなんです。
学校には、いろんな部活動をしている子もいれば、いろんなことを学んでいる子もいます。それぞれ目指してる想いや環境が違えば、悩むこともいろいろ違うんですけど。でも、気持ちの奥底では思ったり考えてることは一緒だし。悩みについての解決策も、そのやり方が異なるだけで根本は似てたりするんですね。そういうことを知るたびに、もっともっと「人の心の気づきになれる曲を作りたいなぁ」と思えるようになりました。それも、学校生活があるからこそ感じれたことなんです。

――友達と会話をしていると、その想いを解決してあげたいと思うのと同時に、「これ、楽曲を作るうえでのネタになる」と思うこともありません?

當山:正直に言うとあります(笑)。友達の恋愛話を聞いてても、「なんてドラマチックなの?!」「それ、すごい修羅場」と思ったり感じることもあるように、話を聞きながら、つい「これは歌になる」と思ってしまうことはありますね。

楽しければ続けるし、合わなかったらやめる

――作詞や作曲は、何時頃から始めたの?

當山:小学校6年生のときからやっています。音楽を作るのは楽しいです。「こういう歌詞を書きたい」「こういう想いをみんなに届けたい」、いろんな想いを融合して作った歌をみんなに伝えられるのってすごく楽しいです。

――普通に生活をしているとtwitterにつぶやいたりはあっても、なかなか自分の想いを言葉にして発信していくのは難しいこと。みれいさんのように想いを歌にして発信していけるのは素敵なことだと思います。

當山:私も、いろんな人たちがtwitter上にツイートしている言葉にハッとさせられたり、「この考え面白いなぁ」と感じることはよくありますよ。今は、みんなも想いを発信していける時代なんだとは私自身感じていることです。私がやっているのは、想いを歌詞やメロディーに乗せることで深みを加えたり気持ちを鋭くしていくこと。そのうえで、「だから當山みれいなんだよね」という歌を作り続けていられたらいいなと思っています。

――みれいさん自身、好奇心旺盛な性格?

當山:そうですね、楽しそうと思ったら行動します。そのうえで楽しければ続けるし、合わなかったらやめる。まずは、やってみないことには善し悪しさえわからないから。
――人の言葉にも敏感ですか?

當山:近くで「えっ、なんで??」とか聞こえたりすると、つい耳を向けてしまうこともあるように、気になったときには耳を傾けちゃいますよね(笑)。

こんな私でも「守ってあげたいなぁ」と思います



――『君のとなり』は、どんなきっかけから生まれたのか教えてください。

當山:きっかけは「涙活」という「泣いてすっきりしよう」という活動に関連してのことでした。その「涙活」の中の一つとして、「イケメソ男子」という泣いているイケメンが出てくるMVを作ろうという企画がありました。私は、そのイケメソ男子を選ぶオーディションにも参加させていただいたんですけど。その人たちが出てくるMVがより引き立つ楽曲を作ろうと生まれたのが『君のとなり』でした。

――そんなきっかけがあったんですね。

當山:そうなんです。「泣ける歌」を作ろうと思ったときに「何がいいかなぁ」といろいろ考えたんですけど。一番に思ったのが「ありがとう」と言いたくなる曲にしたいことでした。そのうえで、いろんな想いをリサーチしていく中、JUJUさんの『やさしさで溢れるように』の作詞や作曲を担当した小倉しんこうさんの魅力に惹かれました。そこから、「一緒に楽曲を書いてください」とお願いをして、共作として生まれたのが『君のとなり』なんです。

――みれいさんが感じる「イケメソ男子」って、どんな印象?

當山:普段泣かない男の人が泣いている姿を見ると、こんな私でも「守ってあげたいなぁ」と思います。きっと男の人に泣かれると「大丈夫?」と守ってあげたい気持ちになりそうな気がします。

――男性は女性の涙に心動かされますが、女性も、男性の涙に心揺れ動いてしまうもの?

當山:私は、きっと心が揺れ動くと思います。男の人が人前で泣くって本当に稀じゃないですか。実際に「イケメソ男子」の映像を見たときにも、もらい泣きしそうだったし。男性が泣いた姿を見ることがないから、とても新鮮でした。

――相手の存在や言葉によって自分の気持ちをプラスに変えていけた主人公、変えてくれた君に対して「ありがとう」と感謝する想いを『君のとなり』には記しました。これは、みれいさんの等身大な想い?

當山:その通りです。同時に、この曲はいろんな人たちに「自分の歌」と思ってもらいたいんです。『君のとなり』に出てくる「君」を聴いた人それぞれの君に重ねてもらいながら、その人の中で「ありがとう」と伝えたい君のことを思い浮かべ聴いて欲しいなと思います。

人の気持ちって、時間の経過と共に変わる



――自分の気持ちをプラスに変えてくれた「君」が登場する『君のとなり』。「君」とデートをするときのウキウキとした乙女心を綴った『MAGIC』。浮気??している彼氏に対して、もうこの関係は終わりと「あんた」を見切ってゆく『NOT ME』。もしや3曲に出てくる男性は同じ人??

當山:3曲を続けて聴くとそう思っちゃいますよね。1曲1曲想いを詰め込みながら作った3曲を、曲調も含め綺麗に並べた結果、この流れが一番ベストとなりました。けっして物語を作ろうと思って書いたわけではないように、1曲1曲切り離して想いを受け止めてくれたらなと思います。

――『NOT ME』に出てくる男性は、浮気ばかりしているかなりのゲス野郎ですよね。

當山:そんな人もいるのかなぁと思って(笑)。

――3曲とも出てくる女の子は実際にいそうな子ばかりのように、どの歌の心模様にもリアリティを感じてました。

當山:歌詞を書いてるときは、読んだ本やみんなから聴いた話など、いろんな気持ちを組み合わせながら書いてるんですけど。でも、芯となる部分に私の伝えたい想いがあるのは間違いないです。もちろん、『NOT ME』の芯の部分にも私の気持ちは入っています(笑)。

――『MAGIC』に登場する女の子は、相手によって自分の気持ちが変わっていきます。それが恋人や友達であれ、両親や歌であれ、その人の影響で心が変わってゆくことは実際にありますからね。

當山:人の気持ちって時間の経過と共に変われば、相手によっても変わっていくものだと思います。とくに女性は、彼氏によって変わってゆく傾向が強いかも知れない。彼氏の好みに合わせて服装や趣味を変えてく友達だっているように、女の人のほうがその傾向は強いですよね。私も、好きになった人の好みに合わせてみたい憧れはあります(笑)。

堂々と「Goodbye」と言えるようになれたらいいな



――『MAGIC』には、デートに出かけるまでのウキウキと胸弾む乙女心が記されています。この歌詞を読んでて、胸がキュンキュン鳴ってました。

當山:『MAGIC』の歌詞は、自分で書きながらめっちゃ気持ちがウキウキしてました。この歌詞を書くときにも、いろんなデートのエピソードを掻き集めたと言いますか。いろんな恋愛小説を読んだり、彼氏と付き合ってる友達に「どうやって付き合ったの?」ときっかけを聴いたりしてました。

――ホッペにチークを乗せて、頬がポッと赤くなる照れを隠そうしていく。その乙女心に触れたときは胸がときめきましたからね。

當山:あそこの2行は個人的にもお気に入りだし、力作です。よく取材を通しても、年上の方々が『MAGIC』に対して「初々しい」「キラキラしてる」と言ってくださるように、みなさん初々しさを感じてくれているのが嬉しいんです。それにこういう想いって、誰だって経験してきたこと。今でも、この気持ちを感じてる人もいれば、「最近そういう気持ちを感じてないなぁ」という人だって、この歌を聴いて思い返してもらえたら嬉しいなと私は思っています。

――恋をしているときって、年齢や経験に関係なくこういう気持ちになるからね。

當山:絶対になると思います。その気持ちを『MAGIC』を通して思い出してもらえたら嬉しいです。 

――浮気している彼氏に三行半を突きつけてゆく『NOT ME』、この歌が生まれたきっかけがすごく気になります。

當山:Singo.Sさんがアレンジした楽曲を聴いたときに感じたのが、「ノリノリで恰好いいトラックに仕上がったな」ということでした。そこから、「この歌の主人公は恰好いい女の人にしたい。しかもその女性は強い人が似合う」と思ったんですね。その時期に自分が読んでいた本の中に、男の人にとことん尽くしちゃう女の人が出てきてたんですよ。彼氏に都合よく使われることから、深夜に彼氏の家を追い出され、タクシーに乗るお金もないからトボトボと家まで歩いて帰っちゃうような子が…。
もし、私が同じ立場にいたら、電車もない時間に追い出されても絶対に帰らないし、そもそも、そんな人のところには行かないなぁと思って。そこから『NOT NE』のストーリーが生まれました。

――浮気してるのに「愛してるのは君だけ」と言ってくる男性って、実際に世の中にはいますからね。

當山:いると思います。そういう人に対して女性のほうから堂々と「Goodbye」と言えるようになれたらいいなと思うし、そのほうが恰好いいですからね。何かを振り切るとき、『NOT ME』を聞いてくれたら嬉しいなと思います。

今しか出来ないことを精一杯やりたい



――みれいさんがとくに気に入ってる歌詞についても、ぜひ教えてください。

當山:『君のとなり』の中では、「涙は悲しい時じゃなくても流れること」です。嬉しいときに流れる涙って一番の幸せだと思えるし、そういう涙を流しながら私も生きていきたいと言いますか。一生の中、悲しい涙よりも嬉しい涙をたくさん流しながら私も日々を過ごしたい。その言葉が、すごくポジティブで私は大好きです。

――ちなみに、みれいさんは涙もろい人?

當山:私、めっちゃ涙腺は緩いです。「最近泣いたことは何ですか?」と聴かれ、泣いたときのエピソードを語りながら泣いてるくらいなんで(笑)。『君のとなり』のMVも、泣きそうなくらい感動している気持ちをグッと我慢しながら撮影していたように、そこもMVの見どころかも知れません(笑)。
『MAGIC』は、「雑誌の通りにチークをのせたら 照れてもなんとか隠せるかな」です。この2行を歌いたいがために、ここのブロックのメロディーを増やしたくらいなので。『NOT ME』に関しては、どの歌詞が好きというよりも「Goodbye」と言える女性になって欲しいです。

――完成した『君のとなり』、今のみれいさんにとってどんな1枚になりましたか??

當山:まさに、今の私自身を詰め込んだ作品になりました。ジャケットに映ってる表情やファッションも含め、今の自分らしさを本当に出せた1枚になりました。アルバム『My Way』の頃からそうでしたが、背伸びして歌っている感がなければ強がってもいない。ホント、肩の力を抜いた等身大の當山みれいが『君のとなり』には詰め込まれています。

――18歳という年齢を考えれば、背伸びしたい気持ちもあったりしない??

當山:ぜんぜん思わないです。これまでずっと背伸びをしてきたせいか、今しか出来ないことを精一杯やりたい。そういう気持ちなんです。それに背伸びしたって、何時かはその年齢に追いつくわけですからね(笑)。

――確かに(笑)。

當山:18歳の私らしさ、それが、この『君のとなり』です。ただし、18歳でもいろんな18歳の人がいるように、あくまでもこれが當山みれいの18歳の等身大だと捉えてもらえたら嬉しいです。



TEXT:長澤智典
photo by 愛香

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リリース情報

2016.11.23 on sale
NEW SINGLE「君のとなり」


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SRCL-9198〜99 ¥1,700(tax in)
CD+DVD

【通常盤】
SRCL-9200 ¥1,200(tax in)
CD

M-1.君のとなり
M-2.MAGIC
M-3.NOT ME

當山みれいプロフィール



全米トップのゴスペルチームでリードヴォーカルとして活躍し全米デビュー、世代をうたったリアルな詞世界と等身大のメッセージ、MCハマーも絶賛したダンスに注目が集まっている。
RADIO FISHの初コラボ相手として指名されたことでも話題を呼び、「GOLDEN TOWER feat.當山みれい」は動画再生サイトにて関連動画含め600万回を超える再生回数を誇るスマッシュヒットに。

當山みれい オフィシャルリンク

■公式サイト
http://touyamamirei.com/

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1998年7月27日生まれ。21歳。 大阪府出身~NY経由 Z世代のリアルを叫ぶ次世代型ソングライター。 YouTubeでのMV総再生回数は4,000万回、サブスクでの楽曲総再生回数は3,500万回を超える。 LINE MUSICウィークリーチャート1位の他、AWA等の音楽配信サービスでも多数1位を獲得している“サブ···

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