スノーマンインタビュー「日常にファンタジーを!」
スノーマンProfile
2013年2月頃、Gt.寺西を中心に地元奈良にて結成。2015年は飛躍の年に、3月に1st Singe「good for nothing」をリリース。6月EMERGENZA JAPAN2015大阪決勝3位受賞。11月にThe 9th Music Revolution 大阪FINAL STAGEに西日本エリア1071組から選ばれた20組として出場。さらに、eo Musuc Try2015にて727組から選ばれた7組として出場し準グランプリ獲得。2016年10月 FM802 MINAMI WHEEL 2016にて入場規制。12月 MASH FIGHT!Vol.5 FINAL AUDITIONに 応募1000組以上の中の7組に選ばれ出場と、関西での活躍をかさねた。2017年は、2枚組アルバム「乗り越える(上・下)」を3月と6月にリリース。8月に心斎橋JANUSにて、初のワンマンライブの開催が決定している。メンバーは、Vo.幹葉、Gt.寺西、Ba.ますだ、Dr.やまと (オラフ)
――スノーマンは、どのようなバンドですか?
寺西:どのようなって難しいな。
やまと:どろ沼パンクバンド…(笑)
寺西:ではない。
全員:(笑)
幹葉:今年、『乗り越える』というCDをリリースしたんやけど、何かを乗り越えたいと思う人に向けての曲がたくさんできたので、人の背中を押せるバンドでもあるんかなぁ。
寺西:せやな。乗り越えるバンドやな。
やまと:CDを出す度に、自分らのいろんな一面が毎回見えてて。今は、人の背中を押したり応援したいっていうのが出てます。
幹葉:それと、スノーマンは曲作りをする上で、歌詞やフレーズ、音の演出においてファンタジー感を一番大切にしています!
寺西:ファンタジー好きやんな。童話みたいな。
――続いてスノーマンの結成時のエピソードを教えてください。
寺西:元々は、今みたいな可愛いかんじじゃなくて、可愛さとは掛け離れたエグいかんじのバンドをやろうと思って。未確認生命体の「ビッグフット」みたいな、ああいう危険な香りのする意味での神秘的なバンドをしようと思って、間違えて付けたのが雪だるまの「スノーマン」(笑)
幹葉:ギター(寺西)とベース(ますだ)が前のバンドが一緒で、新しくそういうバンドがしたいってことでボーカルを募集していて、メンバー募集サイトでたまたま知り合って。多分そのとき私が猫被ってたんです。だからもしそのまま猫被った状態でやってたら、そういうバンドになってたかもしれない(笑)
最初は、音楽からではなくて、人間的に仲良くなってしまって。
寺西:練習行くときも、終わってから遊びに行くのがメインになってたよな。若草山で鹿と遊んだり・・・(笑)
幹葉:彼らは結構真剣にやろうと思って組んだバンドだったはずなんですけど…私のせいかな?(笑)
やまと:僕は一番最後にサポートを経て加入したんです。その時点で、メンバーの仲の良さに引きましたね(笑)
幹葉:引くぐらい仲良かったもん。今はもう落ち着いた(笑) やまとくんが入ってからやっと、じゃあ本気でやろか!ってなった。そのときまでバンドでどうにかなりたいとかがなくて。バンドって楽しいし遊んでハッピー、みたいな感じだったので(笑)
――そんなチームワーク抜群のスノーマン。仲が良いアーティストさんはいますか?
やまと:岡崎体育! 『XXL』の「Snack」と「鴨川等間隔」にドラムで参加しました。同じ奈良なので。奈良って、バンドもライブハウスも少なくて、ジャンルが同じバンド同士で対バンっていう文化がなくて全然違うジャンルの人と一緒にやっちゃう特殊なところで。だから、違うジャンルの人とかとも仲良かったりしますね。
幹葉:バンドぐるみで最近仲良くなったのはメランコリック写楽です。
やまと:今は主に大阪、たまに東京も行くようになってそこから仲良くなるジャンル的なものも、ここらへんみたいなのは固まってきてるような気もする。
――これから一緒にやっていきたい!みたいなバンドは?
幹葉:個々で仲良いバンドマンはいるけど、誰かおるかな?
やまと:募集中!(笑)
ますだ:あ、フィッシュライフ!
やまと:最近、対バンしたり自分たちの企画に出てもらったり。
ますだ:Saucy Dogも。
寺西:結構出て来たわ(笑)
――今年リリースした2つのアルバム「乗り越える(上)」、「乗り越える(下)」について
幹葉:スノーマンは3月に「乗り越える(上)」、そして6月に「乗り越える(下)」をリリースしましたー!
全員:(拍手)
幹葉:このCDを作るときに、2枚組にしたら面白いんちゃうかってところから始まって。そのテーマを「乗り越える」って決めて。収録されている10曲は、それぞれ登場人物が自分の力で乗り越えたり、人と協力し合って乗り越えたりしてるんです。
で、わざわざ上下に分けたのは、普段のスノーマンが可愛い楽しいキラキラしてるって思われがちで、それが嫌なわけじゃなくて、それが自分たちらしさやなって思うところもあるので「乗り越える(上)」でそういう自分たちらしさを詰め込んで、「乗り越える(下)」ではスノーマンの新たな一面を。
――MVも、上と下でだいぶ雰囲気違いますよね。
幹葉:わかるように変えたもんなあ。一応、自分たちでは格好良いと思ってやったんですけどね…
ますだ:わりと可愛いとしか…(笑)
幹葉:スノーマンの格好良さがもっと伝わったらいいなと。
やまと:今までの音源も、まずシングルを出してミニアルバムを出してスプリットCDを出して、次上下出してっていう、毎回新しいことをしたくなっちゃうのが僕らなんだと思います。
寺西:一枚一枚の意味をしっかりと出したいかな。
幹葉:アルバムとか上下の曲の雰囲気とか聴いて、次スノーマンはどんなことするんやろ、って楽しみにしてほしい。
――今回の見放題2017についてひとりずつ感想をお願いします!
幹葉:早く言ったもん勝ち?(笑)
全員: …。
幹葉:じゃんけんしよ(笑) 最初はグー!じゃんけんぽん!
幹葉:(チョキ)
寺西 ますだ やまと:(グー)
寺西:1人負けしとる(笑)
――では、幹葉さんからお願いします(笑)
幹葉:今年、出させてもらうのが2年目なんですけど、タイムテーブルが送られてきたときに、えっ、トリやん!ってなったよな(笑)
寺西:なったな。
幹葉:トリをやらせてもらえるバンドって、会場分しかいないから、嬉しいって言うよりはなんかプレッシャーに感じてました、私的に。
やまと:トリにしてくれた意味とか重みとか期待とか。
ますだ:民やんさん(見放題主催)は何をもって我々をトリにしたのだろうか…(笑)
寺西:きっと試練だったんだろなあって…
――ライブ終わってからの気持ちはどうですか?
幹葉:楽しかったよな、まず。
寺西:なんかスカッとした!
幹葉:こんな〜もんじゃ〜ないと〜。や(笑)
全員:(笑)
幹葉:楽しいと同じくらい悔しいというか。もっと出来るんちゃうかってライブが終わる度に思っちゃう。
寺西:それはまあ、永遠の課題やで。
幹葉:手を抜いてるわけじゃないけど、ライブやればやるほど。
寺西:今日は特にね。
やまと:楽しかったのもそうなんですけど、それよりもリベンジの気持ちが強いですね。
寺西:あと、1.7倍ぐらいは格好良い。
幹葉:1.7?微妙やな(笑)
全員:(笑)
スノーマン 8/8ワンマンライブ
――最後に8/8に迫ったワンマンライブについて教えてください。幹葉:ワンマンライブが初なので、それもまた不安です。どうなるんだろう感が自分らの中で一番ある。
寺西:不安もめっちゃ大きいけど、その分楽しみが大きい。30分のステージでスノーマンってこんなバンドってなかなか伝えにくいやん。だから、幅広さを見せたくて。そういう意味でも全力感を出せたらな。
やまと:自分らの今までのファンの方たちを楽しませるのはもちろんですけど、このワンマンきっかけでスノーマンを知った人が一生スノーマンを好きでいてくれるようなワンマンがしたい。
ますだ:初めてのワンマンってすごい特別なものだと思ってて、特別なこの日を絶対に見逃さないで欲しいし、たくさんの人に見届けてほしいなって思います。
幹葉:自分らだけやしね、他のアーティストの力を借りれないから。スノーマンはいつもライブ前に円陣を組んでるんですけど、ワンマンライブが決まってからはどんなライブの日でも「今日はワンマンライブです!」って言ってから始めてる(笑)
寺西:めっちゃ言ってるなー!(笑)
ますだ:うん、毎回。
幹葉:一回一回、対バンとかで30分しかないライブでもワンマンライブやと思ってやろうねって。
寺西:意気込みはスゴイよな。ずっと大事にとってたワンマンやもん。
ますだ:初ワンマンって一生に1回しか観れへんし。
全員:だから、是非来てください!
――初めてのワンマンなのに気負うこと無く、いつものスノーマンらしく話す姿をみていると、8月8日は思いっきり感情を爆発させて、真っ白なスノーマン・ワールドを見せてくれるに違いない。
スノーマン 初ワンマンライブ『雪見超大陸』
2017/8/8(火) 心斎橋 JANUS
OPEN 18:00/ START 19:00
料金:前売り\2,500 / 当日\3,000 (D代別)
※学生証提示で500円キャッシュバック