この日のライブを観れば、今の83が見えてくるはずです
──8月19日(日)には、恵比寿天窓.switchを舞台に83として初めてとなるライブを行ないます。
HITOMI:これまで、ライブハウスのイベントへ友人らと一緒に出て唄った経験はあるんですけど。自分が歌のメインでライブハウスのステージに立つのは、この日が初めての経験になります。正直、不安に思うほどの材料もまだないから、何を持って不安というのかさえも、いまだピンと来てないんですけど。そこはU-1さんがいるので安心感もあるし、MCでも、U-1さんが面白いことをしゃべってくれるはずだから、その辺はお任せしようと思ってます。
U-1:荷が重っ!!。僕は、今の発言に対しての不安しかないです(笑)
HITOMI:とにかく今は、ライブという経験値を重ね続けていきたい気持ちです。当日に関しても、実際に経験をすることで、新しい何かを発見出来るかもしれないし、それをやったことで見えてくることがいろいろありそうだから、今はしっかりとライブへ向き合っていきたいと思っています。
U-1:その経験を重ねるためにも、出来ればコンスタントにライブ活動は続けていこうかなとも考えています。ただ、中途半端な状態で人前には出たくないように、相応の準備はしていきますから。
──この日のライブを観れば、83のことは…。
HITOMI:今の83が見えてくるはずです。
U-1:今回は『金魚』や『おいで、絶望』を軸に据えたステージとなるように、ちょっとネガティブな曲を唄うユニットという印象を持たれるかもしれないけど。でも、まずはそこから始めようと思う。
HITOMI:だけど、二人とも性格が暗いわけではないように、MCでは素顔の自分たちでしゃべろうと思っているように、そこのギャップも見どころかも知れません。
日々の生活に不安を覚えている人はぜひライブに足を運んでください
──今後の83についてですが…。U-1:今の83が持っている世界観と完全に逆に振り切る世界観を描こうかどうかを試行錯誤しているのと、新曲が生まれたらHITOMI自身に歌詞を書いてもらおうかなとも考えているところです。ただし、本人は恋愛系の内容や、「わたしは」という一人称の歌詞はあまり歌いたくはないらしいけど…。
HITOMI:歌いたくないわけでもなく、歌えるんですけど。普段の自分にあまり馴染みの無いことを歌っても、自分がピンときてない状態だと、歌に込めた感情が中途半端になりそうとも感じてて。だったら、しっかり自分の中へ消化できる題材を歌いたくって。
──そこは期待しています。では最後に、改めて初ライブに向けてのメッセージをお願いします。
HITOMI:自分の場合、ライブハウスでのライブ自体が初の体験になります。本当にどうなるのかまったく予想がつかないんですけど、まずは自分たち自身が楽しもうと思っています。なので、「こいつらちょっと気になるな」と思った方は、ぜひ観に来てください。もしかしたら一年後にはガラッと音楽性が変わってる可能性だってあるように、今の83を観れるのは今しかないかも知れませんからね。
U-1:先のことは、自分らでもわかってないからね(笑)。8月19日は、83として初となるライブ。今は、『金魚』や『おいで、絶望』に投影した世界観で一つのステージの色を描き出そうと思っています。とにかく一生懸命に想いを伝えますので、日々の生活に不安を覚えている人はぜひ足を運んでください。きっと、何かしら心に感じてもらえるはずですから。
TEXT:長澤智典
ボーカル HITOMI と、ギター&ボーカル U-1 によるユニット。 2017年、HITOMIとシンガーソングライターのU-1が出会い結成 2018年3月21日にシングル『金魚』でCDデビュー 現在はライブハウスを中心に活動している ▶83オフィシャルWEBSITE http://www.83eightythree.com