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【インタビュー】レニー「ダサいバンドを聴かずに俺らを聴けよ」最新作で魅せた強さ (1/4)

4人組ロックバンドのLenny code fictionが11月14日に、1stAlbum『Montage』をリリース!今回UtaTenでは、『Montage』に収録されている新譜歌詞の意味をじっくり語っていただきました!!
デビューからおよそ2年半経ったLenny code fiction。ようやく切り拓いた今作では、映画用語で使われる『Montage』というタイトルを掲げている。レニーの持っている熱い芯をぶらすことはせず、様々な顔を見せるといった自信作に仕上がった。今回UtaTenでは、歌詞にフォーカスを当てつつ、レニーが感じている今の率直な想いをロングインタビューした。

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バンドのイメージと「Montage」っていう言葉が奇跡的にリンク

――1stAlbum『Montage』のリリースおめでとうございます!全曲聴かせて頂きましたが、まるで、映画の瞬間、瞬間を切り取ったような最高なアルバムに仕上がりましたね!

全員:おお~!!ありがとうございます!!


――『Montage』は、映画ソムリエと言われている航さんらしいタイトルですね(笑)

全員:(笑)


――タイトルは結構悩まれたんじゃないですか?

片桐 航:でも、そんなにですね。最終段階で『Montage』というタイトルは決まっていたんですけど、それまでに映画用語にはしたいっていう気持ちはあって。バンドにとって色んな側面から曲を書きたいし、そういうライブもしたいし、一つの感情にも留まりたくないっていう想いがあって、その映画用語の中にちょうどいい言葉が見つかったんです。

バンドが持っているイメージとその「Montage」っていう言葉が奇跡的にリンクしたというか。アルバムにもそうやし、バンドにもそうやし、ライブにもそうやし、その通りやなっていう。色んな側面から一つものを完成させる部分が合いました。凄く納得しているタイトルです。


――メンバーの皆さんとタイトル決めで揉めたりはされなかったんですか。

ソラ:揉めはしなかったですね!


――そうなんですね。「Montage」の意味は、視点の異なる複数のカットを組み合わせて用いる技法だそうですね!

片桐 航:そうですね。例えば無表情の人の写真があるとして、その前に凄いくだらないギャグをやっている人を載せたら、それはシラケているシーンになるじゃないですか。だけど、真顔な写真の前に感動なシーンをやると感極まっているシーンになる。一つの事は変わらないのに、色んな側面で変わっていくっていう技法で。その感じがバンドに似ているなって。芯はぶらさず、言ってる事やサウンドでシーンが変わっていくという意味があります。


――タイトルは先ですか?

片桐 航:曲が全部出来てからタイトルをつけました。

一貫してレニーっぽくなった

――1stAlbumのリリースという事で、色々な想いがあると思います。まず『Montage』をリリースする心境からお聞かせいただけますか?

KANDAI:活動自体がライブを中心にやっているっていうのもあって、アルバムの頭に入っているSEの『Montage』から最後にかけて、一本のライブを見ているかのような並びになっています。今までライブに来てくれている人は、レニーのライブの組み立て方もわかっていると思いますし、一本のライブを見ているようにCDも聴けるはずです。

これからこの『Montage』を聴いてきてくれる人は、こういうライブなのかな?というイメージが湧くと思うし、よりスーッと入ってくると思います。ライブに繋がっているというのが、俺は良いなと思っています。


――ちなみに、『Montage』の収録曲で苦戦したことはありましたか?

KANDAI:個人的には『Snatch』の2番の頭が苦戦しました。アレンジャーのakkinさんに“出来ないことがあるのは良い事だよ。それを越えていくとドラムが上手くなっていくし、成長するきっかけが得られて良かったね”と言ってくださったので、『Snatch』は今後の成長にも繋がる曲になったと思います。


――kazuさんはどうですか?

kazu:今までも言ってきた事なんですけど、これまでにシングルを出してきたときも他にも出したい曲がいっぱいある中で、今のベストを選んでシングルに詰めましたっていうのが結構ありました。今回もそうではあるんですが、デビューから2年半かけてこのアルバムを作ってきた状態なんですね。

昔にレコーディングした曲もあれば、最近レコーディングをした曲もある。この制作期間以内に、12曲を録りましょうっていうのではなく、デビュー当時から今の『Make my story』にかけて作った感じなんです。

“早く曲を出したい!出したい!”という気持ちもあったけど、今4枚目を出して色んな作品のタイアップをもらって、今の状態で初めてのアルバムを出せるのがすごくありがたいなって思っていて。焦ったアルバムではないので、すごく納得して満を持して出せたっていうのがありますね。


――kazuさんのベースラインって、デビュー当時から安定されていますよね!全然乱れてないです!(笑)

kazu:ありがとうございます!

片桐 航:まあな、レコーディングはね。


――では、ソラさんいかがでしょうか!

ソラ:色んな所で“自信作だ!”って垣間見える所が沢山あって。まず僕らデモ曲が、320曲以上あるんですけど、その中から12曲が選ばれたっていう所が300分の12の精鋭たちって考えると、それだけ悍ましいというか…(笑)。

勝ち進んできて選ばれた12曲なので、そこで自信曲というのがわかります。カップリングが1曲も入ってないっていうのが、攻めた1stAlbumだと思いますね。カップリングを入れられるアーティストって結構多いと思いますが、カップリングに頼らないで曲だけで勝負する意気込みと自信はあるし。


――確かにカップリング曲を収録されていないですね。

ソラ:シングル曲が後半に来ているというのも、聴かせたいのは新たな新曲たちっていう所も、色んな所からこれが本当の自信作なんだなっていうのが実はわかる。僕たちの全てが出し切れたのかなって思います。


――航さんはいかがですか。
片桐 航:みんなが言った通りなんですけど、一貫してレニーっぽくなったなと。例えば『Key-bring it on, my Destiny-』を出して、『Flower』出してってなると曲の差とか、“バンドのイメージがずれていくんじゃないか?”って思ったんですけど、シングル4曲も入ってアルバムを1本聴くとどこが芯が通っていて。一個レニーっぽいサウンドで、ちゃんとしているロック感が全曲にあったんやなって。

『Make my story』と『Key-bring it on, my Destiny-』は一曲ずつ聴くと違うかなって思うけど、アルバム1本を通すとちゃんと作品になっているのが新たな発見で。ライブに組み込みやすくなったなって思ったし、セットリストも作りやすくなった。この流れで作って良かったなっていう一枚です。

アルバム『Montage』ジャケット



――ジャケット写真もインテリアに出来るようなデザインですね!

片桐 航:そうですね(笑)

ソラ:インテリアにしてるんでしょ?

片桐 航:俺はインテリアにしてる!

全員:(笑)


――レニーさんはBPM(テンポの単位)が180~200ぐらいの曲がお好きだと思いますが、前半に収録されている曲はほぼ攻めていますね。

片桐 航:そうですね。やっぱりライブは頭を盛り上げるというか、自分らもスイッチが入る曲の方が良いので、聴かせるっていうよりもリズムとビート感と言葉のノリや譜割りで勝ちにいくっていうのが、好きやし得意やし必要やしみたいな感じで。だから今回は結構盛りだくさんです。
次ページ : 宣戦布告感を詰め込んだ『Snatch』

片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組ロックバンド。 Vo.片桐が映画から影響を受け、「欲望」「反骨」「愛おしさ」のような誰しもが持つ感情にフォーカスを当てた歌詞とバンドアンサンブルを軸にした楽曲が魅力。それらを表現し観客と共有するようなライブを追求している。全国ツアーの開催や大型···

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