それでも活動を止めなかったのは、TRIP(ファン)の存在があったから
──ADDICTIONと言えば、男性ダンス&ヴォーカルグループ界の中でも先頭に立ってシーンを牽引しているグループ。その印象を強く覚えます。
──昔から、いろんなことへ積極的に挑戦してきたグループという印象も強く感じています。
K.B:いろんなことへ挑戦をし続けてきたなとは自分たちでも思っています。定期公演の中での挑戦や、今も行っていますけど海外でのライブ活動、リリースに絡めた展開も行えば、昨年は大きなライブハウスで2回ワンマン公演にも挑戦しました。
──ADDICTIONは海外でもコンスタントにライブ活動を行っているように、海外も視野に入れているわけですよね。
K.B:中心となっているのがインドネシア。他にも、台湾などに足を運んできました。とくにインドネシアは、現状年1回のペースとはいえ、行くたびに応援してくれる人たちが増えれば、SNSなどを通してずっと交流も深めている関係。そうそう簡単には足を運べない遠い場所にも関わらず、僕たちが来るのを毎年楽しみにしてくれている人たちがたくさんいることがとても嬉しいし、活動の励みにもなっています。もちろん、応援してくれるファンたちが僕らの気持ちの支えになっているのは、日本のファンたちにも言えること。
──ファンたちの熱い想いが、今のメンバーを動かしているわけだ。

それでも活動を止めなかったのは、何時だって僕等を信じてくれるTRIP(ファン)の存在があったから。その支えがあったおかげで、昨年の2月にASCHとTAKTが加わり、6月にJOSHUAが入ってと、今の5人編成に立ち返ることが出来ました。
K.B:これまでの人生では経験できないことがいろいろと起きれば、それが心を鍛える経験にもなったように、ADDICTIONとして進んでいくことでだいぶメンタル面は強くなりました(笑)。
MYUJIも言ったように、僕らが活動を止めてしまったら、それまで応援し続けてくれた人たちがとても悲しむことになる。ADDICTIONの音楽を通して繋がりあえた人たちを悲しませることが、僕らにとっては何よりもつらいこと。だからこそ、あの頃は2人で出来ることをやりながら、今の編成に繋がる準備もし続けてきました。
MYUJI:続けてゆくことは、何よりも大事だからね。
不安のあまり逃げようと思っていた
──ASCHさんとTAKTさんは、昨年2月の1stワンマンコンサートからの加入になります。ADDICTIONへの加入を決めたのは何時頃でした?

K.B:あーっ、あったねぇ。
TAKT:その時期に、ちょうど新しいアーティスト写真の撮影が入ったんですよ。そのとき、社長に「僕の入ってないパターンのアーティスト写真も撮れませんか」とお願いをしました。それくらい、自分の実力とADDICTIONが持つダンスパフォーマンス力とのレベルの差を痛感し、不安のあまり逃げようと思っていましたからね。
──けど、逃げなかったから、今、ここにいるわけですよね。
TAKT:そうですけど。でも、当時は逃げようと思ってました(笑)。それくらい、ADDICTIONのレベルの高さについていけるかとても不安な日々でした。
──加入から5ヶ月でステージデビュー。しかも、いきなり1stワンマンライブのステージ。短期間で、そこまで仕上げたのはすごいことじゃない?
TAKT:今でこそ全曲歌い踊っていますが、デビューステージの時点では、まだ完璧ではない楽曲には参加することはなかったように、全曲へ対応するまでには至らずでしたけどね(笑)。
あまりにも出来ない自分に悔しくて悔し泣きしていた
──6月の、デビュー4周年ワンマン公演からは、JOSHUAさんが新メンバーとして参加しました。ADDICTIONへの加入が決まったのは何時でした?
MYUJI:JOSHUAは、短期間でADDICTIONの楽曲を覚えなきゃいけなかったから、本当に大変だったよね。彼もダンスは未経験。なのに、当時は20曲くらいを3ヶ月ない中で覚えれば、ワンマンステージには全曲参加するまでに仕上げてきたからね。でも、一瞬だけ逃げそうになったんだっけ??
JOSHUA:逃げるというか、あまりにも出来ない自分に悔しくて、一度だけ練習を抜け出し、倉庫で悔し泣きをしていました。
──その悔しさもバネにして、今のJOSHUAさんがいるんでしょうからね。
JOSHUA:今振り返ると、あの当時は、寝ている時間以外はずっと歌やダンスの練習をしているか、そのことばかりを頭の中で考えていたなと思い返します。