『進撃の巨人』から目を離すな‼
アニメ『進撃の巨人』の原作は、諫山創による漫画で、圧倒的な力を持つ巨人と、それに抗う人間たちとの戦いが描かれています。『別冊少年マガジン』の創刊号である、2009年10月号から連載を開始、2011年には第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞しました。単行本は、国内だけで、発行部数・累計7600万部を突破しており(2018年7月時点)、まだまだ伸び続けている、超人気作品です。
単行本は現在、26巻まで発売。
原作は、物語の終焉に向かって大きなクライマックスを迎え、ますます目が離せない展開となっています。
画像引用元 (Amazon)
『進撃の巨人』は、様々なメディアミックスを展開中で、映画化、実写化、ライトノベル化やゲーム化も行なわれています。
テレビアニメは2013年に第1期、2017年に第2期が放映。
よく練られたストーリー構成、巨人との戦闘シーンの迫力、多くの謎、キャラクターの魅力と人間ドラマ、そして圧倒的な絶望感……。
『進撃の巨人』は、斬新な設定や残酷な世界観の描写もあり、大ブレイク。
空前のヒットなり、社会現象を巻き起こしました。
第3期に当たる 『進撃の巨人 Season3』は前後編で、前編が2018年7月から10月まで放送。
『進撃の巨人 Season3』には、今までとは違う点がたくさんあり、ずいぶんと話題となりましたね。
何が変わっていたのかを、以下に書いていきます。
放映チャンネルが、NHKへ!
3期からの大きな変更点は、なんといっても、放送チャンネルがNHKへと変わったことでしょう。暴力的ななシーンの放送は大丈夫なのか?
変なカット要請が入らないのか?
描写の仕方に規制がかかるのでは?
…等々、心配している人が、多数いましたね。
しかし、それは杞憂でした。
胸を打つ臨場感、肉薄する感情…。
作画も今まで以上に美しく、手に汗握るハラハラ展開…。
「あぁ、いつもの進撃が帰ってきた」と胸をなでおろした方も、多かったのではないでしょうか。
むしろ、CMが挟まれることもなくなり、重量感が増したと喜ぶ声も多いようです。
また、日本全国のどの地域でも、『進撃の巨人』を見ることができるようになりました。
これは、うれしいですね。
『進撃の巨人 Season3』前編の主役はリヴァイ⁉
『進撃の巨人』の主人公は、言わずと知れた、エレンです。ただし、『進撃の巨人 Season3』の前編(王政編)に限って言うなら、リヴァイが主役に躍り出た感があります。
もともと原作の王政編は、エルヴィン・リヴァイ・ハンジ・エレンに分かれて物語が展開。
巨人の謎やレイス家の秘密、リヴァイの幼少期、「切り裂きケニー」とリヴァイの戦いなどが描かれ、時間軸も前後しているため、時系列の把握が難しいのが難点でした。
アニメ化に当たり、原作者の諫山創先生が「原作に対する不満をアニメで解消できる形にしたい」と言っており、シナリオ構成が工夫された結果、リヴァイを軸に物語が進むようになりました。
作品のキービジュアルは、リヴァイがメインで描かれています。
PVを見ても、リヴァイの主人公感が、半端ないですね。
また、リヴァイの動きを表現する立体起動の戦闘シーンの作画のクオリティが、とんでもない出来で、圧巻です。
どれだけの時間と技術を用いたのか、とにかく凄すぎます。
TVアニメ「進撃の巨人」Season3 PV
『進撃の巨人 Season3』の敵は、巨人ではない‼
今まで、『進撃の巨人』の敵と言えば、巨人でした。しかし、『進撃の巨人 Season3』の敵は、ずばり人間です。
今回からは、巨人だけではなく、人と人の戦いも繰り広げられることになりました。
『進撃の巨人 Season3』では、巨人を相手にしてきた調査兵団が、人を殺すことに葛藤し、自分の正義について考える様が描かれています。
賛否両論を生んだOP、YOSHIKI feat. HYDE「Red Swan」
OP「Red Swan」は、YOSHIKI feat. HYDEが担当しました。日本だけでなく海外での知名度も抜群の、YOSHIKIとHYDEの、夢のコラボレーションです。
HYDEは2012年3月に、L’Arc~en~Cielとして、米・マディソン・スクエア・ガーデン単独公演を成し遂げました。
これは、日本人ミュージシャンで初めてのことです。
一方、YOSHIKIは、X JAPANあるいはソロで、アジア人として初めて、ロックとクラシックの三大殿堂を制覇。
こんな2人によるOP「Red Swan」の反響は凄まじく、世界中の、様々な国の言語でカバーされています。
OPテーマ:「Red Swan」YOSHIKI feat. HYDE
それでは、「Red Swan」の歌詞の一部を見てみましょう。
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Like a Fallen Angel 時の風に
流されて 落ちてゆく
Into the starry night 女神のように
抱きしめて 永遠を
Fly into heaven
≪Red Swan 歌詞より抜粋≫
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僕らは、堕天使のように
時をさまよい 堕ちていく
君は 星明かりの夜の中にいる 輝く女神のように
僕らを抱きしめて、永遠に変わらないものを教えてくれるんだ
さあ、さらなる高みへとはばたこう
こういった意味でしょうか。
YOSHIKIは、「何が善で、何が悪か、それぞれ生きるために自分の道を進まないといけないというストーリーに心を打たれ、それをどう楽曲として表現しようかを考えさせられた」と語っています。
"Red Swan" (Attack on Titan anime theme) - Official Lyric Video
『進撃の巨人 Season3』は、巨人との戦闘がほとんどない、人間ドラマです。
ピアノや生ストリングスを使った広がりのある壮大な展開は、人対人に移り変わり、世界の真相に近づいていく、王政編の世界観にぴったりですね。
ただこれは、「進撃の巨人」のOPテーマはLinked Horizonだという、ファンの期待を覆すOPとなり、当初は、「進撃はこれじゃない」という反発の声も沸き上がりました。
Linked Holizonが、EDへ
Linked Horizonの楽曲も含めて、それが『進撃の巨人』の世界観だと考えているファンは多く、それがOPや3期作品への反発へとつながることに…。しかし第2話の放送後、180度流れが変わることになります。
実は、第2話では、EDが初めて公開されました。
それが、Linked Horizonの「暁の鎮魂歌」だったのです。
ファンは皆、歓喜してEDを受け入れました。
とてもLinked HorizonらしいED曲で、これぞ『進撃の巨人』。
『進撃の巨人』の世界観そのものと言えます。
この楽曲は、間違いなく、心臓を捧げた人への鎮魂歌です。
最終回のEDでは、後編に向けて、前代未聞の演出が仕掛けられており、皆の度肝を抜きました。
この最終回のために、Linked HorizonをEDに持ってきたのか!という声も、多数あります。
後編に向けて、期待が高まりますね。
進撃せよ‼『進撃の巨人 Season3』後編は、4月より放映開始‼
物語はいったいどこに向かい、どこに行きつこうとしているのでしょうか。新ビジュアルは、1人たたずみ、水平線を見つめるエレンの後ろ姿。
今後の展開が気になりますね。
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TEXT 有紀