XOXの雨男!
── すでにリリースイベントでは披露されているそうですが、反応は如何ですか?木津つばさ:この前リリースイベントで雨が降って!
安井一真:あれヤバかったっす!
木津つばさ:雨上がってすごい虹が出てた時があって!
志村禎雄:しかもその日が初お披露目。
木津つばさ:その時にちょうど「もう一回陽は昇った 息を整え 雨は止んだ」って大サビ前のフレーズを歌っていたんですけど、歌詞がすごくマッチしたのですごい気持ちよかったです!
志村禎雄:MV撮影の時も雨が降ったんですよ。
──すごい(笑)誰ですか雨男(笑)
木津つばさ:いやいや、僕じゃない。多分金髪の彼です。
大隅勇太:多分、僕なんです。
全員:(笑)
大隅勇太:このグループに入ってからなんです…。
安井一真:レイニーマン(笑)
──次の曲のタイトル決まりですね(笑)。
安井一真:いや、レイニーマンにはならないです!(笑)
──確かに、MVの滑走路でのシーンは雨上がりな感じありましたね!
木津つばさ:本当に雨上がりなんですよ。滑走路濡れてるんです。
安井一真:いやー、ほんとにちょっと言わせて下さい。
木津つばさ:衣装、ほぼ裸。
安井一真:ほぼ裸。
バトシン:雨だったし、気温もめちゃくちゃ低かったので。体力は奪われましたね、やっぱり。
安井一真:もう二人で「終わったね」って話してたもんね(笑)
大隅勇太:キスハグ史上初、ドローンで撮ったMVだったんですけど…
バトシン:いや、違います、あれヘリコプターで撮ってたんですよ。
大隅勇太:そうなんだね (笑)
木津つばさ:めちゃくちゃ嘘つくよね!
安井一真:うちの田中理来がヘリコプター持ってて、バトシンが免許もってるんで…
大隅勇太:一真くん、もういい。
ドローンが濡れちゃうってことで、回数が撮れなくて。1、2回しかチャンスがないからめちゃくちゃ集中して。でも雨降ってるときは屋内のダンスシーンを撮ったり効率よく撮影できました。
バトシン:やっぱり滑走路を歩けるっていうのが、人生で多分ないのですごい良かったです!ヘリにも乗れたんです、運転はしてないですけど。
大隅勇太:自分で設定破った(笑)
安井一真:生まれて初めて乗ったヘリが飛ばないっていう(笑)
バトシン:確かにそれはある(笑)。でも良い経験はできたなって。
夢で見たフレーズから生まれた『if』
──続いて安井さん作詞のカップリング曲『if』について伺いたいと思います。具体的な表現が多いですけど、ご自身の経験も含め書かれたような曲なんですか?安井一真:それもありますね。
木津つばさ:そういうの聞きたいな〜!思い出しながら歌いたい!
大隅勇太:ちょっと歌い方変わっちゃうかもしれない(笑)。
全員:(笑)
安井一真:僕が曲作るときは大体メロディーから作るんですけど、そのメロディーとかコードに当てはまる歌詞を書いていくようなイメージなんですよね。『if』で最初に作ったポイントは「You&Me」っていうフレーズで。
志村禎雄:夢の中で出てきたんだっけ?
安井一真:そうそう!ずっと「You&Me」ってフレーズが頭から離れなくて、いつかこのメロディー使おうって思って、ボイスメモで録音していたんです。
──寝ながらですか?!
安井一真:いやいや、宇宙人か(笑)!そこからこの曲やってみようってプロデューサーの方から言われて、メロディーいいなって思ったんですけど。せっかくだから恋愛の曲にしたいなと思って。
──なるほど、You&Meという言葉に引っ張られるように。
安井一真:そうですね。結構いろんなところからインスピレーション受けてますが、それこそ勇太の歌ってるパートは学生時代の彼女とのことで。「星が落ちて来て この世界滅んだって」みたいなロマンチストじゃないと言わないような比喩表現を歌に書きたいなっていうのがあるので、僕が作る曲ってそういう宇宙とか星とかを多く使ってたりするんです。
僕が歌ってるところで「jughead」っていうところがあるんですけど、これは「リバーデイル」っていうドラマに出てくるキャラクターで、いまシーズン3までやってるんですけど唯一浮気をしてないんです。今後のシーズンで浮気したら最悪だけど(笑)
──「リバーデイル」の行く末に左右される曲(笑)。
安井一真:ちょっと怖いんですよ(笑)。一途な人間になりたいっていう意味で書いてるんですけど。
田中理来:一真に「jugheadなんなの?」って聞いたら「リバーデイル」をオススメされて観て、自分もめちゃくちゃハマっちゃって(笑)。
安井一真:そうなんですよ。ジャグだけは浮気しないんですよね。
──「リバーデイル」を知らなかったんでwiki情報なんですけど、この人女性に冷たいって書いてあったんですよ。
木津つばさ:え(笑)!
安井一真:女性には冷たいんですけど、ただベティっていう彼女にはすごく優しいんです。
田中理来:そうそうそう。
安井一真:これ観てたら分かるよね、こいつの良さね。
志村禎雄:一途なんだね。
バトシン:(小声で)俺と一緒やな。
安井一真:小声で言うな(笑)!
──そんなバトシンさんのラップパートについても伺いたいです。
安井一真:ラップのところはバトシンと理来が歌詞を書いてくれて、本当に何もない状態で丸投げをしたんですよ。そしたら二人が「この尺じゃ足りねえよ」って。せっかくすごい良いものを二人が持ってきてくれたので、もう伸ばそうってことで。そしたらもう、バッチコーンハマったもん!最初聴いた時、鳥肌立ちましたね!
田中理来:もともと一真から詞をもらってて、僕は曲書くときは毎回詞先行なんで、最初詞から書いていって、その後にフローとか付けるんですけど、僕こういう恋愛のやつって熱くなっちゃうんですよ(笑)。
その勢いで「一真、これちょっと足りなくない?俺とバトさんこんなに短い?」ってなって伸ばしてもらいました。『if』の歌詞に寄せながら、僕なりの恋愛観を詰めて書きました。
バトシン:そうですね、この曲はじめのタイトルが『Dear Your Song』だったので、その「Your Song」に意識して書きました。「あなたの声が聞こえてきて」みたいなことに着目してストーリーを考えたって感じです。
──タイトル変わったんですね。それこそ『Dear Your Song』って「僕の目にはいつだって~」っていうフレーズあるじゃないですか。個人的にそこすごい好きなんですよね。自分が音楽家であることも彼女を愛してるってことも、ちゃんとこの2行ですぐ分かるじゃないですか。
安井一真:よく見てくださってありがとうございます。嬉しい。
木津つばさ:伝わったねえ。
安井一真:いや、嬉しいですね。