いちばん好きな歌詞
──では、今作の中から皆さんがいちばん好きな歌詞のフレーズをお一人ずつ伺っていきたいと思います。バトシン:僕はシンプルなんですけど、やっぱりサビの「こんなもんじゃない」から「そう思ってるなら まだまだ飛べるさ」っていうフレーズですかね。
自己暗示じゃないですけど、そう思いたいなって。こんなもんじゃない、俺らはまだまだいけるってずっと思っておきたいです。どんだけ成功したとしても上がり続けたいというか、飛び続けたいって思います。
木津つばさ:僕は『if』で僕が歌ってるところで「俺は映画に少し jealousy」っていう歌詞が好きです。あるな〜というか。『if』は日常と非日常の両面あるのがすごい良いなって思っていて。
サビBメロで「もし星が落ちて来て」って「もし」っていう非日常的な事を書いてて、でも最初の方には「帰り道ジャケ借りしたDVD 見て過ごした日」っていう本当にリアルな日常を描いてるっていうところの歌詞を一番最初に歌うときは感情入りますね。
安井一真:見てくれてますね。
木津つばさ:見てます、いっぱい見てますよ。大好きです。
安井一真:ありがとうございます。
志村禎雄:僕は『if』のサビの「ずっとこのまま笑いあって 2人年をとってしわくちゃになったとしても」ってところを今回一真が歌い分けとかも想像しながら書いてくれて、僕もその頭を歌わせてもらったりとかしてて好きな歌詞です。
「しわくちゃ」っていう言葉って誰もが想像しやすいじゃないですか。僕本当におじいちゃんとかおばあちゃんになってもずっと一緒に過ごしたいっていうか、自分もそういう理想があるので、ここが歌ってて毎回泣きそうになっちゃうんです。だからすごくお気に入りです。しわくちゃになって、おじいちゃんおばあちゃんになって、裸で最後死にたいです。
──そこはブレないんですね(笑)。地球が終わらなかったとしても。
志村禎雄:裸で、お墓で入る。
安井一真:それ聞いたらもう、歌ってる時イメージしちゃうわ(笑)。
田中理来:僕『滑走路に咲く』のサビ前の、「僕が背中を押そう」っていう歌詞が好きです。
僕は誰かの背中っていうか、聴いてくれてる人とか見てくれてる人、応援してくれてる人の背中を押せたらいいなって思って音楽やってるので、すごくこの歌詞にはぐっとしますね。
大隅勇太:僕は『滑走路に咲く』で2つあるんですけど、さっき話してたDメロのつばさが歌ってるパートの「視界ははっきりしていく滑走路 咲いた花の名は…」。これ、僕が歌ってるわけじゃないんですけど、つばさが歌ってるのを聴きながら、「咲いた花の名は♪」ってすごい盛り上がるんですよ。
心の中で「君だよ!」って思うんですよね。と同時に、「俺だ!」っていう気持ちもあって、自然とそう咲いた花の名前は君や僕って思えたので響いた歌詞です。
それと、その次の「羽ばたきたい alive alive 君の姿が 美しいよ」っていうところですね。やっぱり自分が歌ってるパートなんで、一番この曲の中で耳に残ってほしいし、かっこ悪くてももがいているその姿がいいよって、歌詞のままなんですけど、それも自分がこの曲の中で伝えたいことだなって思うので、この2ヶ所ですね。
安井一真:僕は、僕のパートじゃないんですけど、バトのラップの「正義振りかざさずとも涙に傘はさすんだよ」っていうところ。ラップの歌詞全体的が好きなんですけど、「強いままいられないから」っていう歌詞も表現として好きだなと思います。
これのなにがいいかって、歌詞見ないと分からないですけど、かぎカッコなんですよね。言葉として主張してるっていう。誰かがそれを主張してるっていう意味だと僕の中で勝手に解釈してて、すごい大事な言葉なんだなって。
──ありがとうございます。最後にライブの情報や今後の目標を聞かせてください。
大隅勇太:XOX、僕たち新体制になってから1年が経ったんですけど、1年間いろんな経験させてもらいながらも、これといった具体的な目標をたてずにぶつかってやってみようってことでやってきたんです。けど、今回具体的な目標を立てまして、今年の秋に、1,000人動員のライブをやろうと。
僕たちからしたらチャレンジで。ライブにお客さんを呼べるアーティストっていうのは、アーティストとして一番あるべき姿だと思うし、僕たちはそれを目指していきたいので、今年のワンマンライブは絶対何が何でも1,000人達成しようということを目標にしながら活動していきます。
その翌年には3,000人、その更に翌年に10,000人規模のワンマンライブをやろうと決めたので、それに向けて今後も頑張っていきます。応援よろしくお願い致します。
全員:よろしくお願いします。
──応援してます!皆さんのライブは絶対MC楽しそうだなってお話ししていて思いました。2年後も楽しみにしています。インタビュー以上になります!ありがとうございました!
全員:ありがとうございました!
TEXT 愛香
PHOTO 片山拓