『The Call』に込める想いを語る
──今回テーマカラーは”黒”ですね!
KAZ:昨年のメジャーデビュー以降これまで白・青・赤と明るい色合いで、これがCOLOR CREATIONだ!という僕たちの持ち味を出せる楽曲を携えてアルバムまで走ってきました。
アルバムまでが一区切りで、ここから第2章が始まるということでちょっとイメージ変えたいということと、2年目のCOLOR CREATIONも楽しみにしてもらいたいと思ったので、今までのイメージとは異なる黒で攻めました。
──先にテーマが決まってから、そこに向けて曲を作っていったような?
KAZ:そうですね。特に今回『Crazy Cruising』は、メンバー全員で作詞、僕が作曲をして作りました。
──まず曲を作ってから歌詞を書いていったんですね。
KAZ:これまで作詞は取り組んできたんですが、アルバムを経て作曲にも力を入れていこうという話になり、毎月メンバー各自で1曲ずつ作曲して出し合うという課題を自分達に課していました。その中で僕が作曲した楽曲が今回採用されることになりました。
──作曲で意識したポイントは?
KAZ:新しいことへの挑戦もそうですが、よりCOLOR CREATIONのアーティスト性を高めていきたいという想いがあったので、今までやってこなかったロックバラードにチャレンジしようと思いました。
今回カップリング曲も僕が作曲してまして、テーマカラーの黒を意識してラップとかラテンの要素を取り入れて、新しいCOLOR CREATIONの見せ方を意識しながら作っていきました。
アルバムまではユニゾンにこだわって曲を作っていたので、2年目のCOLOR CREATIONとしては、いままでよりもコーラスを意識して3曲制作しました。
──めっちゃ喋りますね(笑)。
JUNPEI:KAZが全部喋ってくれてるから、もうインタビュー終わりでいいんじゃないですかね?(笑)。
全員:(笑)
──(笑)!では『The Call』からお話を伺っていきたいと思うんですけど、2万人の声が曲に入っていると聞きました。これってどういうことですか!?
JUNPEI:今年の夏に出演させていただいたライブで、実際に僕たちがメロディラインをレクチャーして、ボイスレコーダーを使ってその場で録っていきました。いろんな会場でやったので、合計2万人になりました。
──なるほど、それが曲の始めで使われていると!
JUNPEI:そうです!
──ということは、『The Call』は既にライブでも披露されてる曲なんですね。
KAZ&JUNPEI:はい。
──いいですね?、お客さんのコーラスが入っているって新しいですよね!
JUNPEI:『The Call』は、本当の自分や個性を押し殺して生きている人に、自分自身や個性を大事にして生きてほしいという想いから作った曲で。
そういう悩みって、僕たちだけじゃなくて多くの人が持っているものだと思ったので、僕たちだけの声じゃなく、たくさんの方の声を入れることによって自分だけじゃないんだって感じてもらえるんじゃないかなと思って、今回2万人の声を入れることにしました。
KAZ:それぞれが持つ心の叫びという部分を、2万人分の声を入れて表現することによって『The Call』の説得力が上がるなと思って。
完成した楽曲を聴いたとき、僕ら自身も新しい挑戦をしてよかったなと思えるいいチャレンジになったと思います。
JUNPEI:イントロで流れてくるので、歌う前にいつもちょっと泣きそうになります。
──音源を聴いて個人的に1番ゾワっとしたところが「恐れる前に踏み出してしまえば」のフレーズ。素敵でした。
JUNPEI:ここの歌詞は自分の人生とも重なるメッセージが込められているんですよね。
僕は小さい頃からずっとサッカーしていたんですけど、高校進学のとき本当は音楽もしたかったのに、みんなが高校にサッカーで行くからと、その雰囲気に流されて高校に進学したことがあって。
でもやっぱり音楽の夢が諦めきれずに、高校を辞めたという過去があって、その決断が勇気がいるものだったので、この「恐れる前に踏み出してしまえば 景色は広がっていく」っていう歌詞にすごく共感できたんです。
僕の想いもこもっているから、そういうふうに感じていただけたのかなって思います。
RIOSKE:今回KAZちゃんが、メンバー1人1人がの個性が活きる歌い方やキーを理解した上で作曲しているので、みんなが十分に本領を発揮できたのかなって思いますね。
──今、JUNPEIさんにはお聞きしましたが、それぞれ自分が歌ってらっしゃるパートについて、みなさんの想いも語っていただきたいなと思います。
KAZ:Bメロの「I’ve been waiting for~」から、ちょっとロック調になっていくんですけど、Aメロの「何度も祈るよ」のところは虚無感の中で歌うことを意識しました。
張り切ってうまく歌うというよりは、どこか自分の中のどうにもできない現状、表に出せない現状っていうところを意識して歌ったので、本当の自分で生きていない感、虚無な世界に入り込んで歌っているので、CDもライブでも注目して聞いてほしいです。
YUUTO:僕はサビの「誰かの未来など行けない」っていうところ。自分の人生を良くするか悪くするかって結局自分自身だから、その自分に自信を持って欲しいというのが伝えたいメッセージですね。自分の個性とか、自分の好きなものを自分が肯定してあげてほしいというメッセージ。
僕的にそこが聴いてくれる人に1番伝えたいところなので、そこはライブでもすごく気持ちが入るというか、熱が入ります。
歌詞を書いてくださったKanata Okajimaさんのすごさを感じました。
KAZ:三浦大知さんの『EXCITE』とか、いろんな方の曲を書かれている有名な作詞家さんで。
今回、本当に人間が誰しも持っている影の部分に寄り添った内容の歌詞にしたかったので、綺麗ごとより本音の部分や影の部分を出してほしいと提案をして、何回も話し合いをしながら作っていきました。
TAKUYA:あと「たとえ 涙が 枯れ果てても 僕たちは屈してはいけない」っていうところは、ラストサビの1番壮大なパートでそこまでの強いメッセージが積み重なっているから、責任重大だなって思いながらいつも歌っています。
どれだけ周りから批判されて泣いて、泣き疲れても、それでもこのまま生きていかなければいけないという強い想いを、ここで1番強く伝えたいので150%ぐらいのパワーで歌っています。
RIOSKE:僕はサビを歌っているんですけど、「Cuz this is my only life Is my only way」っていう”これは俺の人生だ”っていう意味なんです。
自分がハーフだから、今まで見た目で判断されることが多くて、人と違うという感じで見られてきたこともあって、やっぱり自分のこの人生は、周りの目を気にせず自分らしく生きたいなってずっと思っていたので、このフレーズを歌っていると、上手に歌おうというよりも、本当に自分の中から出てくる想いを叫んでるっていうイメージなんです。
RIOSKE、TAKUYA、JUNPEI、KAZ、YUUTOの5人から成る、圧倒的歌唱力を誇る次世代のボーカルグループ。 2017年8月にインディーズでリリースしたシングルが3ヶ月で8,000枚以上の売上を記録し、活動開始からわずか10ヶ月でメジャーデビュー。2018年5月のメジャーデビュー後、リリースされたシングル全···