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藤原さくらが歌う愛憎渦巻く『ラタムニカ』の世界

藤原さくらは、20歳のシンガーソングライター。和製ノラ・ジョーンズとも言われる低く柔らかい歌声が特徴。2016年4月からの月9「ラヴソング」のヒロインに抜擢され、福山雅治と共演します。

公開日:2016年3月29日 更新日:2019年7月1日


この記事の目次 []
  1. ・聞きなれない言葉「ラタムニカ」
  2. ・ラタムニカ
  3. ・一筋縄ではいかない想いを

聞きなれない言葉「ラタムニカ」


藤原さくらは、20歳のシンガーソングライター。和製ノラ・ジョーンズとも言われる低く柔らかい歌声が特徴。2016年4月からの月9「ラヴソング」のヒロインに抜擢され、福山雅治と共演します。

そんな藤原さくらの2014年発売のアルバム『full bloom』に収録されている曲の一つ『ラタムニカ』。

藤原さくらは、『かわいい』のような明るい雰囲気の曲が印象的ですが、この『ラタムニカ』に関してはダークな色合いが特徴。「ラタムニカ」は、聞き慣れない不思議な響きの言葉です。これは何を意味するのでしょうか?

ラタムニカ


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I need あなたの星空を
I need 全てよこしなさい
I need あなたのおめでたい脳みそをよこせ
≪ラタムニカ 歌詞より抜粋≫
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最初から、「あなたの星空を」「おめでたい脳みそを」よこせ、と歌う曲。

歌詞の主人公は、「あなた」から星空のように素晴らしい風景や、幸せな感情を奪おうとします。しかし、「人から奪ったものは 自分に当てはまらない」と気付く主人公。

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暗闇の中"ラタムニカ"
誰も気付かず朽ちて死んでいけよ
朽ちて死んでいけよ
I need あなたの暗闇を
You need 抱えて死になさい
≪ラタムニカ 歌詞より抜粋≫
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ここでタイトルの「ラタムニカ」が出てきます。

ラタムニカは造語。呪いの呪文のようなもので、単語自体に意味はありません。あえて意味をつける為、たとえばネガティブな要素を持つ5文字の言葉を入れたとします。

「すみません」「くるしいよ」「ばかやろう」「ころしたい」「つらすぎる」「かわいそう」いずれも「ラタムニカ」の代わりに当てはめても何となく意味が通りそうではある。

あるいは「いとしいよ」「ありがとう」「だきしめて」でも意味は通るかもしれない。しかし、それでは意味が限定されてしまうんですね。

謎の単語「ラタムニカ」だからこそ、言葉にできない感情、憎悪と愛情が混ざったような複雑な気持ちを表現できる。そこを狙っています。

一筋縄ではいかない想いを


藤原さくらは、幼い頃からワールドミュージックに親しんできました。この影響もあり、言葉の響きに敏感。この「ラタムニカ」という謎めいた単語が入ることで、曲自体がどこか別の国のもののようにも思えてきます。

今度は、「あなた」の死を望む歌詞の主人公。「誰も気付かず朽ちて死んでいけよ」というインパクトの強い歌詞。「死んでいけよ」というフレーズだけでも強いですが、誰にも気付かれないで朽ちて死ぬ、とすることで、より孤独感と憎悪が増します。

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お願い 最後だけ抱きしめてよ..
Hold me. Hold me. Hold me…
≪ラタムニカ 歌詞より抜粋≫
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この曲は、最後の最後で様相を変えます。「お願い 最後だけ抱きしめてよ」という歌詞が登場。愛憎渦巻く念が込められているフレーズです。

呪いの言葉をぶつけつつも、抱きしめて欲しいという複雑な感情。この一筋縄ではいかない感情を、一曲の中で表現しています。

藤原さくら本人は、この曲に関し「友人が父親に対し嫌悪感を抱いていて、その気持ちを歌っている」と発言しています。憎悪と愛情の対象が父親、あるいは近い関係の人だと考えると、この歌詞も納得できるかもしれません。ちなみに藤原さくら自身は、父親からの影響で音楽を始めています。

藤原さくらの低い歌声が曲に力を与えています。日本人のポップス分野の女性歌手で、ましてや20歳の若さでこのような曲を歌える人は、まずいません。

『ラタムニカ』という曲は、藤原さくらだからこそ生まれた曲だと言えるでしょう。

TEXT 改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

福岡県出身。22歳。父の影響ではじめてギターを手にしたのが10歳。 洋邦問わず多様な音楽に自然と親しむ幼少期を過ごす。高校進学後、オリジナル曲の制作をはじめ、少しずつ音楽活動を開始。地元・福岡のカフェ・レストランを中心としたライブ活動で、徐々に注目を集める。2015年3月18日、スピー···

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