| 楽曲・タイトル | アーティスト | 歌詞・歌い出し | 
      
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        Kagrra,
       | 憐れな諸人よ耳朶に掌添え 斯くも愚かしい終熄の怨瀞を聴け  大地は碧に堕つ 藍紫色に染まる昊 | 
        
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        Kagrra,
       | 月が照らす 昊を包む 噎せ返るほど 光に染色た 淡い声 | 
        
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        Kagrra,
       | 文詠む月日を眺めつつ 遙か数多の星を観て 酬われぬこの念いどうして顕わそうか 迫り来る暁もゆらり揺られて 幾年の風に浮かんで | 
        
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        Kagrra,
       | 漂えば遥かまで 谺するこの聲よ 貌わりゆく時代の風に翻り 何処までも 響いて | 
        
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        Kagrra,
       | 何時もと同じく月に翳せば 色放つ不幸の箱 何時もと同じ儚さを抱えて 闇の混じる息を吐く | 
        
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        Kagrra,
       | 願いは貴方に降り注ぐ そっと悲しみを越えて いつか再び出会えると 泣いていた貴方の横顔想うよ | 
        
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        Kagrra,
       | 噫 風に吹かれ舞い散る桜は 何故この心に侘しさを説くのだろう 人は時を泳ぐたびに 何かを失くしてゆく | 
        
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        Kagrra,
       | 冷たい風頬を過ぎて 思わず耳を塞いだら 遠い場所に忘れて来た 景色が浮かんで | 
        
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        Kagrra,
       | 儚く舞い散る念い 哀しみに心を窶して 彷徨ったこの軌跡は 泥濘に囚われた過去の 傷痕を克明に描く | 
        
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        Kagrra,
       | 嗚呼…風に抱かれて 愛は彼方へと吹く ふいに仰いだ昊は眩しすぎて  静かに | 
        
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        Kagrra,
       | 切り離れた情景 規則正しく まるで叱るように 雨が叩く 欲望の代償は | 
        
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        Kagrra,
       | 煌めく雪の中 愛しさ募って 心が壊れてしまいそうなほど 君へのこの想い切なく降り積もる 伝える事も出来ないまま | 
        
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        Kagrra,
       | 饐えた 臭いが 漂い来る 闇の中 響く | 
        
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        Kagrra,
       | 暗から闇へと生命を捌く 所業は其れ鬼之如く 時勢の向きには是抗えぬ 黛に染まる世の運命かな | 
        
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        Kagrra,
       | あな哀しや あな怨めしかな 今宵の月はいと狂おしく 瞼の裏の罪を映す うしろのしょうめんだあれ? | 
        
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        Kagrra,
       | 独り立ち止まり 昊を見上げ問い掛ける この世界に於ける 存在の理由とその意味を | 
        
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        Kagrra,
       | 騙す不幸より騙される方が幸福さ 詭弁撒き散らし皆で匣の向う笑ってる 対岸の火事も素知らぬ顔をして ああだ こうなんだと唾を散らす | 
        
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        Kagrra,
       | 篝火灯せよ時来たれり 永劫煮やした憶い遂げ賜え 闇に潜みし聲 片膝を立てて 既に業は為した | 
        
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        Kagrra,
       | この雪が散れば 貴方はまた 遠いあの街に 消えて行く | 
        
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        Kagrra,
       | 樹々を揺らす水面 弧状に映える月 風の音色さえも 聴こえそうな闇夜に まるで腔を這う様な | 
        
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        Kagrra,
       | 哀しみは 今もまだ 心から 消えなくて | 
        
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        Kagrra,
       | 雫滴る 硝子の向こうは 嗚呼 遥か遠く 瞳に映らない | 
        
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        Kagrra,
       | そう時に阻まれ 流れ流れて 朽ち果てて 迎えた終焉も 命を握る | 
        
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        Kagrra,
       | 消え逝く意識は緩やかに 眩い光に導かれて 天を喚ぶ 叶わぬ願いを抱きつつ 遠退く背中を見護る | 
        
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        Kagrra,
       | 此は遥か 浮き世から 隔された 死人の國よ 過ちに躯を埋め | 
        
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        Kagrra,
       | 白い闇 踊る瑠璃よ 世を染める 優しさから 仄かに溶けだした | 
        
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        Kagrra,
       | 暗き陰りにて 闇に浮遊する軛 白き唐衣裳 染める赤き血は 怨めしく念えば | 
        
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        Kagrra,
       | 霧雨に彷徨う音を追いて 辿りしは幽の都か 闇夜から覘きたる者 星の呪をはためかせて 今宵もまた妖しを縛る | 
        
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        Kagrra,
       | 明日草を掻き分けて 手を曳かれ背を押されて 玉砂利に足が縺れ 転けつまろびつ | 
        
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        Kagrra,
       | 艶めく月を抱く 淡い斑雲 この私も独り 薄れ逝く | 
        
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        Kagrra,
       | 時は止め処も無く流れ 心も絶えず変わり行くけれど  その儚さや弱さ悲しさは 歩みと供に前へと進んで | 
        
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        Kagrra,
       | 果てし無い道程溜息吐き俯いて 振り返る事も知らず 声を殺し身を潜め 傷めつけて膿む瑕口を涙で隠してみても 治りが遅くなるだけ | 
        
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        Kagrra,
       | もう古惚けた景色の中 君はふいに髪を耳にかけて 「強い風ね」そう 呟いた 雪のように儚い記憶が甦る | 
        
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        Kagrra,
       | 表と裏と二つに一つなら 賽の目に全てを託し 微かな勝算に賭けて 成り行きに身を委ねよう 西も東も判らないこの世 | 
        
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        Kagrra,
       | 遠い昔の事に不思議と思えるけど 誰も居ない部屋に今でも慣れないまま 額に飾られた無数の君が 変わらず僕に微笑むから もう戻らない | 
        
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        Kagrra,
       | 薄紅の淡い色の約束 風の音の中に幽か 解れて今途切れた  乾いてる唇にそっと触れて | 
        
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        Kagrra,
       | 叩き付ける雨の中すれ違う奴らを睨みつけながら 壊したくなる衝動抑え切れない欲望に身を任せ  抱えきれない理性は音を発てて弾けてこの夜に舞う 幹個びた純真さも教わった常識も塵箱に棄てて | 
        
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        Kagrra,
       | あの日の声聴こえない 哀しみだけ残すから 渇いた風包むように 私は唯揺られて 陽射しがまた眼を刺して | 
        
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        Kagrra,
       | 現世は闇に迷いて 幽世は霧が晴れる | 
        
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        Kagrra,
       | 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処へ仕舞いし数多の記憶よ 心の悼みを包んでくれ  飾りし現世に | 
        
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        Kagrra,
       | 昊に 揺れる 雲 時に 浮かぶ | 
        
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        Kagrra,
       | 陰と陽とが激しく閲ぐ 夜の挟間に迷い出る 魑魅魍魎も頸を垂れる 諍いの焔が燃える 呪詛を架けたる式を操る | 
        
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        Kagrra,
       | 枝垂桜に幽か漂う 月の灯に沁みる笛の音 それは優しく それは哀しく 闇と混ざりて弧になる | 
        
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        Kagrra,
       | 降り注がれる 狂気の雨は 悲しみの前夜に もう留まる事の 無い不安 | 
        
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        Kagrra,
       | 闇夜を纏いて 影を散らし 跫忍ばせ 手印を結ぶ 囚われの人は | 
        
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        Kagrra,
       | 澄み渡る青空へと向けて 輝ける向日葵の花のように 悲しみも切なさも 苦しみも寂しさも 笑顔に変えてゆこう | 
        
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        Kagrra,
       | 凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて  数字の配列のような人混み 何かを踏みしめて先を急いでる | 
        
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        Kagrra,
       | 荒ぶる感情 戒の勧請 命より重い銭の勘定 地獄の沙汰も金次第よって 死んだらお仕舞いさ | 
        
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        Kagrra,
       | 風に吹かれ 立ち止まり振り返って 影に埋もれた足跡に そっと手を伸ばし その先を見つめて | 
        
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                         | 
        Kagrra,
       | 君が欲しくて 君を抱きしめ 君の全てを求めてた あの頃にまた 戻れるのなら | 
        
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        Kagrra,
       | 儚さに魅せられ 泡沫に流され 憂いの時は今 私を包んで 瞳を塞ぎ | 
        
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        Kagrra,
       | 風に舞ってる 粉雪が誘ってる 遠く愛しいあの地へ  夢を映した頃 | 
        
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        Kagrra,
       | 蒼き夜空 仰ぎ見てこの腕伸ばし 月を背に誓いを灯した 夢を追って 泪見せず | 
        
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        Kagrra,
       | 幽世のまた彼方靡く 繊細な聲達よ貌を 現世のまた遥か轟く 唸る叫び達よ 雷鳴の如く | 
        
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        Kagrra,
       | 燻る蜃気楼 闇夜に谺する 聲は暈なって 哀しみを戒める 昊に抱かれて | 
        
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                         | 
        Kagrra,
       | 密かに紡いだ 言葉を交わす 微かな帷に 湿った 闇は墜つ | 
        
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        Kagrra,
       | 彩の無い世界に影は滲んで この手伸ばして弄る 仕草に惚ける  輝き求めて思案廻らす | 
        
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                         | 
        Kagrra,
       | 月の灯りが今宵も照らす  闇夜に縺れ 嘆く跫 蝋燭の緋燻りながら | 
        
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                         | 
        Kagrra,
       | 色褪せた 風鈴の 寂びた音に 微睡んで | 
        
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        Kagrra,
       | 風に解けた約束はいつか 時を越えて  窓辺から眺める 景色は何時もと変わらずに | 
        
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                         | 
        Kagrra,
       | 薄瞑く 蒼めいた 闇の淵 視れば 月明かり |