命のブルース 歌詞 八代亜紀 ふりがな付

母かあちゃんが 残のこしてくれた思おもい出では
消きえない痣あざと 煙草たばこの匂におい
本当ほんとうは うまれちゃダメな子こなんだろ
泣なくなと打ぶたれ 泣なくしか出来できず

うまれた うまれた うまれたんだよ
うまれた うまれた 命いのちのブルース

父とうちゃんが 残のこしていった借金しゃっきんを
肩代かたがわりして やせてく母かあちゃん
二人ふたりなら 平気へいきと抱いだいてくれたのに
明あくる日ひ母かあちゃん いなくなってた

うまれた うまれた うまれたんだよ
うまれた うまれた 命いのちのブルース

口答くちごたえ 出来できずに死しんだやつもいる
それでも仕事しごと 仕事しごとを下ください
血ちを吐はいて 涙なみだも汗あせも出だしきれば
出来上できあがるのさ あやつり人形にんぎょう

明日あしたなど 見みえないけれど日ひは昇のぼる
今日きょうをしのげば 日ひはまた昇のぼる

うまれた うまれた うまれたんだよ
うまれた うまれた 命いのちのブルース