あばれ天竜てんりゅう 飛沫しぶきに濡ぬれて
旅たびに行ゆくのも 男おとこのさだめ
泣なくな深山みやまの 紅べにつつじ
伊那いなの七谷ななたに 俺おいらの故郷こきょう
なんで捨すてよか 恋こいの花はな
秋葉あきば火祭ひまつり 近ちかづく頃ころは
風かぜの寒さむさが こころに沁しみる
おやじ達者たっしゃか おふくろは
知しらぬ他国たこくの 片割かたわれ月づきに
今日きょうも詫わびてる 親不孝おやふこう
川かわは流ながれて 遠州灘えんしゅうなだに
行方ゆくえ知しれない 俺おいらの旅路たびじ
明日あすは木曽路きそじか 信濃路しなのじか
茜色あかねいろした 西にし空ぞらみれば
落葉おちばしぐれが 肩かたに降ふる
あばれabare天竜tenryuu 飛沫shibukiにni濡nuれてrete
旅tabiにni行yuくのもkunomo 男otokoのさだめnosadame
泣naくなkuna深山miyamaのno 紅beniつつじtsutsuji
伊那inaのno七谷nanatani 俺oiらのrano故郷kokyou
なんでnande捨suてよかteyoka 恋koiのno花hana
秋葉akiba火祭himatsuりri 近chikaづくduku頃koroはha
風kazeのno寒samuさがsaga こころにkokoroni沁shiみるmiru
おやじoyaji達者tassyaかka おふくろはofukuroha
知shiらぬranu他国takokuのno 片割katawaれre月dukiにni
今日kyouもmo詫waびてるbiteru 親不孝oyafukou
川kawaはha流nagaれてrete 遠州灘ensyuunadaにni
行方yukue知shiれないrenai 俺oiらのrano旅路tabiji
明日asuはha木曽路kisojiかka 信濃路shinanojiかka
茜色akaneiroしたshita 西nishi空zoraみればmireba
落葉ochibaしぐれがshigurega 肩kataにni降fuるru