春はるが咲さき乱みだれる
靴くつを履はいたままで
窓まどの低ひくい フローリング
街まちは雲くもにのって
熱あつい酒さけにおぼれ
口くちの中なかにサンゴ礁しょう
掴つかむ腕うでの やわらかさ
霞かすみがかる頃ころに
あなたのことを思おもい出でそうとしてみるのに
どこにもいない
うらら 影かげをおとして
雪ゆきが積つもるように
夜よるが白しろくなるね
ひらけた空そら 月つきあかり
曇くもる川かわに沿そって
道みちが続つづいていく
急きゅうな坂道さかみち 知しらんぷり
それでもなお 行いくと言いうの
霞かすみがかる頃ころに
遠とおくの駅えきであなた見みかけた気きがした
もう知しらない人ひと
うらら はじけて消きえた
霞かすみがかる頃ころに
あなたのことを思おもい出でそうとしてみるのに
どこにもいない
うらら 影かげをおとして
うらら どうか元気げんきで
春haruがga咲saきki乱midaれるreru
靴kutsuをwo履haいたままでitamamade
窓madoのno低hikuいi フロfuroーリングringu
街machiはha雲kumoにのってninotte
熱atsuいi酒sakeにおぼれniobore
口kuchiのno中nakaにniサンゴsango礁syou
掴tsukaむmu腕udeのno やわらかさyawarakasa
霞kasumiがかるgakaru頃koroにni
あなたのことをanatanokotowo思omoいi出deそうとしてみるのにsoutoshitemirunoni
どこにもいないdokonimoinai
うららurara 影kageをおとしてwootoshite
雪yukiがga積tsuもるようにmoruyouni
夜yoruがga白shiroくなるねkunarune
ひらけたhiraketa空sora 月tsukiあかりakari
曇kumoるru川kawaにni沿soってtte
道michiがga続tsuduいていくiteiku
急kyuuなna坂道sakamichi 知shiらんぷりranpuri
それでもなおsoredemonao 行iくとkuto言iうのuno
霞kasumiがかるgakaru頃koroにni
遠tooくのkuno駅ekiであなたdeanata見miかけたkaketa気kiがしたgashita
もうmou知shiらないranai人hito
うららurara はじけてhajikete消kiえたeta
霞kasumiがかるgakaru頃koroにni
あなたのことをanatanokotowo思omoいi出deそうとしてみるのにsoutoshitemirunoni
どこにもいないdokonimoinai
うららurara 影kageをおとしてwootoshite
うららurara どうかdouka元気genkiでde