電話でんわのダイヤル回まわす指ゆびが震ふるえた
声こえを聞きくだけで幸しあわせだった
駅えきの伝言でんごん板ばんに君きみの名前なまえを書かいた
君きみはやがてそこにサヨナラと書かいた
あの日ひ貧まずしかったけど諦あきらめなかった
あの頃ころ夢ゆめは次々つぎつぎと生うまれては消きえてった
僕ぼくは昭和しょうわから来きて
今いま未来みらいにたどり着ついた
まだ終おわらない物語ものがたりを
も少すこし読よんでみようか
手紙てがみの下書したがき書かいては消けして
出だせないまんまちぎって捨すてた
原はらっぱに仲間なかまとごろりと寝転ねころんで
星ほしを見みてたら涙なみだがこぼれた
苦くるしかったけど自分じぶんを捨すてずに済すんだ
誰だれかがそっと遠とおくで支ささえてくれてた
僕ぼくは昭和しょうわから来きて
今いま未来みらいを生いきているんだ
故郷ふるさと行いきの夜汽車よぎしゃは消きえて
ああ故郷ふるさとがほどけてゆく
亡なき友ともの懐なつかしい声こえが聞きこえる
まあお前まえは慌あわてず急いそがずのんびり来こいと
僕ぼくは令和れいわまで来きて
まだ少すこし未来みらいがあるようだ
お前まえの分ぶんまで生いきてやるよと
一人ひとりで酒さけを酌くむ
お前まえの分ぶんまで生いきてやるよと
二人ふたりで酒さけを酌くむ
電話denwaのnoダイヤルdaiyaru回mawaすsu指yubiがga震furuえたeta
声koeをwo聞kiくだけでkudakede幸shiawaせだったsedatta
駅ekiのno伝言dengon板banにni君kimiのno名前namaeをwo書kaいたita
君kimiはやがてそこにhayagatesokoniサヨナラsayonaraとto書kaいたita
あのano日hi貧mazuしかったけどshikattakedo諦akiraめなかったmenakatta
あのano頃koro夢yumeはha次々tsugitsugiとto生uまれてはmareteha消kiえてったetetta
僕bokuはha昭和syouwaからkara来kiてte
今ima未来miraiにたどりnitadori着tsuいたita
まだmada終oわらないwaranai物語monogatariをwo
もmo少sukoしshi読yoんでみようかndemiyouka
手紙tegamiのno下書shitagaきki書kaいてはiteha消keしてshite
出daせないまんまちぎってsenaimanmachigitte捨suてたteta
原haraっぱにppani仲間nakamaとごろりとtogororito寝転nekoroんでnde
星hoshiをwo見miてたらtetara涙namidaがこぼれたgakoboreta
苦kuruしかったけどshikattakedo自分jibunをwo捨suてずにtezuni済suんだnda
誰dareかがそっとkagasotto遠tooくでkude支sasaえてくれてたetekureteta
僕bokuはha昭和syouwaからkara来kiてte
今ima未来miraiをwo生iきているんだkiteirunda
故郷furusato行iきのkino夜汽車yogisyaはha消kiえてete
ああaa故郷furusatoがほどけてゆくgahodoketeyuku
亡naきki友tomoのno懐natsuかしいkashii声koeがga聞kiこえるkoeru
まあおmaao前maeはha慌awaてずtezu急isoがずのんびりgazunonbiri来koいとito
僕bokuはha令和reiwaまでmade来kiてte
まだmada少sukoしshi未来miraiがあるようだgaaruyouda
おo前maeのno分bunまでmade生iきてやるよとkiteyaruyoto
一人hitoriでde酒sakeをwo酌kuむmu
おo前maeのno分bunまでmade生iきてやるよとkiteyaruyoto
二人futariでde酒sakeをwo酌kuむmu