夕暮ゆうぐれの海うみからまた
聴きこえる歌うた
美うつくしい声こえ たどり
目めと目めが合あった
恋こいをした でも私わたしは
人魚にんぎょだから
水みずの中なかから ひとり
焦こがれるだけ
ねえ ナルキス ねえ あなたも
きっと ずっと 同おなじ 気持きもち 胸むねに 仕舞しまって
ねえ ナルキス ねえ 聴きかせて
そっと 愛あいの 歌うたを 私わたし だけに 歌うたって
「地上ちじょうは 愛あいのない 音おとだけが 溢あふれてる」
「それなら 音おとのない 世界せかいへ さあ 行いきましょう…!」
ねえ ナルキス もう 戻もどれない
ずっと 愛あいの 歌うたを 私わたし だけに 歌うたって
ねえ ナルキス もう 離はなさない
ずっと 愛あいの 歌うたを 海うみの 底そこで 歌うたって
夕暮ゆうぐれを背せにカモメが
空そらを翔かける
波なみの音おとだけ 響ひびく
しずかな海うみ
夕暮yuuguれのreno海umiからまたkaramata
聴kiこえるkoeru歌uta
美utsukuしいshii声koe たどりtadori
目meとto目meがga合aったtta
恋koiをしたwoshita でもdemo私watashiはha
人魚ningyoだからdakara
水mizuのno中nakaからkara ひとりhitori
焦koがれるだけgarerudake
ねえnee ナルキスnarukisu ねえnee あなたもanatamo
きっとkitto ずっとzutto 同onaじji 気持kimoちchi 胸muneにni 仕舞shimaってtte
ねえnee ナルキスnarukisu ねえnee 聴kiかせてkasete
そっとsotto 愛aiのno 歌utaをwo 私watashi だけにdakeni 歌utaってtte
「地上chijouはha 愛aiのないnonai 音otoだけがdakega 溢afuれてるreteru」
「それならsorenara 音otoのないnonai 世界sekaiへhe さあsaa 行iきましょうkimasyou…!」
ねえnee ナルキスnarukisu もうmou 戻modoれないrenai
ずっとzutto 愛aiのno 歌utaをwo 私watashi だけにdakeni 歌utaってtte
ねえnee ナルキスnarukisu もうmou 離hanaさないsanai
ずっとzutto 愛aiのno 歌utaをwo 海umiのno 底sokoでde 歌utaってtte
夕暮yuuguれをrewo背seにniカモメkamomeがga
空soraをwo翔kakeるru
波namiのno音otoだけdake 響hibiくku
しずかなshizukana海umi