蚊帳かやの中なかから 花はなを見みる
咲さいて はかない 酔芙蓉すいふよう
若わかい日ひの 美うつくしい
私わたしを抱だいて ほしかった
しのび逢あう恋こい 風かぜの盆ぼん
私わたしあなたの 腕うでの中なか
跳はねて はじけて 鮎あゆになる
この命いのち ほしいなら
いつでも死しんで みせますわ
夜よるに泣ないてる 三味しゃみの音おと
生いきて添そえない 二人ふたりなら
旅たびに出でましょう 幻まぼろしの
遅おそすぎた 恋こいだから
命いのちをかけて くつがえす
おわら恋唄こいうた 道連みちづれに
蚊帳kayaのno中nakaからkara 花hanaをwo見miるru
咲saいてite はかないhakanai 酔芙蓉suifuyou
若wakaいi日hiのno 美utsukuしいshii
私watashiをwo抱daいてite ほしかったhoshikatta
しのびshinobi逢aうu恋koi 風kazeのno盆bon
私watashiあなたのanatano 腕udeのno中naka
跳haねてnete はじけてhajikete 鮎ayuになるninaru
このkono命inochi ほしいならhoshiinara
いつでもitsudemo死shiんでnde みせますわmisemasuwa
夜yoruにni泣naいてるiteru 三味syamiのno音oto
生iきてkite添soえないenai 二人futariならnara
旅tabiにni出deましょうmasyou 幻maboroshiのno
遅osoすぎたsugita 恋koiだからdakara
命inochiをかけてwokakete くつがえすkutsugaesu
おわらowara恋唄koiuta 道連michiduれにreni