咲さいた花はなだけ
人ひとは観みて
きれいな花はなだと
もてはやす
花はなには枝えだあり
幹みきがある
目めにこそ届とどかぬ
その下したに
忘わすれちゃならない
根ねっこの力ちから
蔭かげで支ささえて
土つちん中なか
上うえへ上うえへと
背せのびすりゃ
嵐あらしで根ねこそぎ
倒たおされる
前まえ 横よこ 後うしろに
気きを配くばり
足あしげにされても
踏ふまれても
愚痴ぐちさえ言いわずに
根ねっこは耐たえる
陽ひの目一生めいっしょう
見みなくても
裸はだかさらして
生いきる木きは
雷かみなりさんにも
どやされる
涙なみだは裂さけても
こぼさない
我慢がまんを肥料こやしに
今日きょうもまた
生命いのちを枯からさぬ
根ねっこがあるさ
明日あすにでっかい
花はなとなる
咲saいたita花hanaだけdake
人hitoはha観miてte
きれいなkireina花hanaだとdato
もてはやすmotehayasu
花hanaにはniha枝edaありari
幹mikiがあるgaaru
目meにこそnikoso届todoかぬkanu
そのsono下shitaにni
忘wasuれちゃならないrechanaranai
根neっこのkkono力chikara
蔭kageでde支sasaえてete
土tsuchiんn中naka
上ueへhe上ueへとheto
背seのびすりゃnobisurya
嵐arashiでde根neこそぎkosogi
倒taoされるsareru
前mae 横yoko 後ushiろにroni
気kiをwo配kubaりri
足ashiげにされてもgenisaretemo
踏fuまれてもmaretemo
愚痴guchiさえsae言iわずにwazuni
根neっこはkkoha耐taえるeru
陽hiのno目一生meissyou
見miなくてもnakutemo
裸hadakaさらしてsarashite
生iきるkiru木kiはha
雷kaminariさんにもsannimo
どやされるdoyasareru
涙namidaはha裂saけてもketemo
こぼさないkobosanai
我慢gamanをwo肥料koyashiにni
今日kyouもまたmomata
生命inochiをwo枯kaらさぬrasanu
根neっこがあるさkkogaarusa
明日asuにでっかいnidekkai
花hanaとなるtonaru