影かげに汚よごされた余白よはくを撫なでていた
人混ひとごみの残滓ざんさいに浮うかんだ傘かさに降ふり注そそぐ
声こえの無ない嗚咽おえつを聞きいていたんだ
頬ほおに刻きざまれた跡あと 絶たえ間まなく流ながされていた
喪失そうしつ吐はく 流ながす昨日きのうは誰だれのよう
冷つめたさの重荷おもにを押おし付つけ合あった今日きょうが
弾はじかれた透明とうめいな感情かんじょう心こころ変かわれないまま
ずぶ濡ぬれになってしまった失望しつぼうこそが自分じぶんだ
他愛たわいの無ない事ことにすら思おもいを砕くだいて
誰だれの思おもいも知しろうとしなかったんだ
この手ては離はなしていいよ
何度なんど駄目だめになったとして
痛いたみの忘わすれ方かたを探さがすのは
卑怯ひきょうなのかもしれない
でも自分じぶんを壊こわそうとしないで欲ほしい
思おもい描えがいていた夢ゆめから覚さめてしまう
弾はじかれた透明とうめいな感情かんじょう心こころ変かわれないまま
ずぶ濡ぬれになってしまった失望しつぼうこそが自分じぶんだ
他愛たわいの無ない事ことにすら思おもいを砕くだいて
誰だれの思おもいも知しろうとしなかった
なのに自分じぶんを辞やめる事ことも出来できない
嘆なげいた分ぶんだけ淡々たんたんと胸むねの中なかで降ふり続つづける
貴方あなたの声こえの無ない嗚咽おえつを聞きいていたんだ
影kageにni汚yogoされたsareta余白yohakuをwo撫naでていたdeteita
人混hitogoみのmino残滓zansaiにni浮uかんだkanda傘kasaにni降fuりri注sosoぐgu
声koeのno無naいi嗚咽oetsuをwo聞kiいていたんだiteitanda
頬hooにni刻kizaまれたmareta跡ato 絶taえe間maなくnaku流nagaされていたsareteita
喪失soushitsu吐haくku 流nagaすsu昨日kinouはha誰dareのようnoyou
冷tsumeたさのtasano重荷omoniをwo押oしshi付tsuけke合aったtta今日kyouがga
弾hajiかれたkareta透明toumeiなna感情kanjou心kokoro変kaわれないままwarenaimama
ずぶzubu濡nuれになってしまったreninatteshimatta失望shitsubouこそがkosoga自分jibunだda
他愛tawaiのno無naいi事kotoにすらnisura思omoいをiwo砕kudaいてite
誰dareのno思omoいもimo知shiろうとしなかったんだroutoshinakattanda
このkono手teはha離hanaしていいよshiteiiyo
何度nando駄目dameになったとしてninattatoshite
痛itaみのmino忘wasuれre方kataをwo探sagaすのはsunoha
卑怯hikyouなのかもしれないnanokamoshirenai
でもdemo自分jibunをwo壊kowaそうとしないでsoutoshinaide欲hoしいshii
思omoいi描egaいていたiteita夢yumeからkara覚saめてしまうmeteshimau
弾hajiかれたkareta透明toumeiなna感情kanjou心kokoro変kaわれないままwarenaimama
ずぶzubu濡nuれになってしまったreninatteshimatta失望shitsubouこそがkosoga自分jibunだda
他愛tawaiのno無naいi事kotoにすらnisura思omoいをiwo砕kudaいてite
誰dareのno思omoいもimo知shiろうとしなかったroutoshinakatta
なのにnanoni自分jibunをwo辞yaめるmeru事kotoもmo出来dekiないnai
嘆nageいたita分bunだけdake淡々tantanとto胸muneのno中nakaでde降fuりri続tsuduけるkeru
貴方anataのno声koeのno無naいi嗚咽oetsuをwo聞kiいていたんだiteitanda