僅わずかな暖房だんぼうが残のこった
夜明よあけのローカル列車れっしゃには
人影ひとかげもなく… 忘わすれたはずの
貴方あなたのぬくもり 恋こいしいの
窓まどから見みえる町まちは
貴方あなたが育そだったという
海辺うみべの町まちに 似にていて
なぜか 心こころがふるえる
帰かえらないはずの 思おもい出でが
私わたしの胸むねを揺ゆする
一人ひとりで降おり立たつ ホームには
霜柱しもばしらが白しろく光ひかって
心こころも寒さむく… 忘わすれたはずの
貴方あなたの笑顔えがおが 浮うかびます
初はじめて歩あるく町まちは
潮しおの匂においがしていて
貴方あなたが歩あるいて来きそうで
なぜか 心こころがふるえる
帰かえらないはずの 思おもい出でが
私わたしの胸むねを濡ぬらす
歩あるき疲つかれた町まちで
貴方あなたの言葉ことばによく似にた
故郷ふるさと訛なまりが聞きこえて
思おもわず胸むねがときめく
帰かえらないはずの 思おもい出でが
私わたしの胸むねを焦こがす
僅wazuかなkana暖房danbouがga残nokoったtta
夜明yoaけのkenoロroーカルkaru列車ressyaにはniha
人影hitokageもなくmonaku… 忘wasuれたはずのretahazuno
貴方anataのぬくもりnonukumori 恋koiしいのshiino
窓madoからkara見miえるeru町machiはha
貴方anataがga育sodaったというttatoiu
海辺umibeのno町machiにni 似niていてteite
なぜかnazeka 心kokoroがふるえるgafurueru
帰kaeらないはずのranaihazuno 思omoいi出deがga
私watashiのno胸muneをwo揺yuするsuru
一人hitoriでde降oりri立taつtsu ホhoームmuにはniha
霜柱shimobashiraがga白shiroくku光hikaってtte
心kokoroもmo寒samuくku… 忘wasuれたはずのretahazuno
貴方anataのno笑顔egaoがga 浮uかびますkabimasu
初hajiめてmete歩aruくku町machiはha
潮shioのno匂nioいがしていてigashiteite
貴方anataがga歩aruいてite来kiそうでsoude
なぜかnazeka 心kokoroがふるえるgafurueru
帰kaeらないはずのranaihazuno 思omoいi出deがga
私watashiのno胸muneをwo濡nuらすrasu
歩aruきki疲tsukaれたreta町machiでde
貴方anataのno言葉kotobaによくniyoku似niたta
故郷furusato訛namaりがriga聞kiこえてkoete
思omoわずwazu胸muneがときめくgatokimeku
帰kaeらないはずのranaihazuno 思omoいi出deがga
私watashiのno胸muneをwo焦koがすgasu