石畳いしだたみの通とおりを抜ぬけた先さき
街路樹がいろじゅ製せいのアーチの下したで
子供こども達たちが風船ふうせんを離はなす理由りゆうは
「浮うかび飛とべたらどんな気分きぶんだろう」
柔やわらかい新緑しんりょくが出鼻でばなを挫くじいた
風船ふうせんの名なはジュブナイル
帰かえり道みちで母ははが手てを離はなさない
理由りゆうはそれなんだと思おもった
鼓笛こてき隊たいが賑にぎやかせる市場いちばは
夜よるになったらフィナーレを迎むかえる
逆さからいながら打うち上あがる
花火はなびの名なはジュブナイル
遠とおくでも轟音ごうおんがあんなに
胸むねを打うちつけるなんて
町中まちじゅうが花火はなびを見上みあげ
閃光せんこうが瞳ひとみを揺ゆらし
歓声かんせいが褒ほめ称たたえる
それが風情ふぜいだとまだ思おもえなかった
花火はなびが終おわると共ともに
季節きせつが移うつり変かわり
町まちの外そと 広ひろい丘おかの上うえ
駆かけて 願ねがい飛とばす
その姿すがたが心配しんぱいさせない
理由りゆうになったらと思おもった
石畳ishidatamiのno通tooりをriwo抜nuけたketa先saki
街路樹gairoju製seiのnoアaーチchiのno下shitaでde
子供kodomo達tachiがga風船fuusenをwo離hanaすsu理由riyuuはha
「浮uかびkabi飛toべたらどんなbetaradonna気分kibunだろうdarou」
柔yawaらかいrakai新緑shinryokuがga出鼻debanaをwo挫kujiいたita
風船fuusenのno名naはhaジュブナイルjubunairu
帰kaeりri道michiでde母hahaがga手teをwo離hanaさないsanai
理由riyuuはそれなんだとhasorenandato思omoったtta
鼓笛koteki隊taiがga賑nigiやかせるyakaseru市場ichibaはha
夜yoruになったらninattaraフィナfinaーレreをwo迎mukaえるeru
逆sakaらいながらrainagara打uちchi上aがるgaru
花火hanabiのno名naはhaジュブナイルjubunairu
遠tooくでもkudemo轟音gouonがあんなにgaannani
胸muneをwo打uちつけるなんてchitsukerunante
町中machijuuがga花火hanabiをwo見上miaげge
閃光senkouがga瞳hitomiをwo揺yuらしrashi
歓声kanseiがga褒hoめme称tataえるeru
それがsorega風情fuzeiだとまだdatomada思omoえなかったenakatta
花火hanabiがga終oわるとwaruto共tomoにni
季節kisetsuがga移utsuりri変kaわりwari
町machiのno外soto 広hiroいi丘okaのno上ue
駆kaけてkete 願negaいi飛toばすbasu
そのsono姿sugataがga心配shinpaiさせないsasenai
理由riyuuになったらとninattarato思omoったtta