老女優は去りゆく 歌詞 美輪明宏 ふりがな付

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よみ:ろうじょゆうはさりゆく

老女優は去りゆく 歌詞

美輪明宏

2022.9.7 リリース
作詞
美輪明宏
作曲
美輪明宏
編曲
池多孝春
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これでお別離わかれなのね この劇場げきじょう
化粧けしょうとして 煙草たばこをふかせば
おもすわ あのころぎたむかし
女優じょゆうゆめえがいて まちころ
わたし十六じゅうろく 田舎訛いなかなまりで
ふるえながらたずねた ここの楽屋がくやぐち

なが下積したづみのあとで やっとありついた
端役はやくでも わたしうれしかったわ
それからは だんだんと主役しゅやくになれて
かがやくスポットライトびたよろこ
楽屋がくやには花々はなばな 拍手はくしゅあらし
取巻とりまきの人々ひとびと あま生活せいかつ

でも わかくして成功せいこうしただれしもが
そうであるように

わたしもまたつい いいになっていた
そのあと 数多かずおおくの失敗しっぱいつづいた
批評家ひひょうかにはたたかれ
主役しゅやくはライバルにってかれた
おまけにあいするおっとわか女優じょゆう駈落かけお
たったひとこころささえだった子供こども
病気びょうきんで
それをやさしくなぐさめてくれていたあのひと
事故じこんだ
ふとくと まるでしおくように
わたしまわりから人々ひとびととおざかっていた
孤独こどくなか毎晩まいばん 毎晩まいばん
びるようにおさけんで
やがてアルコールと麻薬まやく中毒ちゅうどく そして入院にゅういん
あの泥沼どろぬまなかからわたしがるまでに
どんなおもいをしたか
けっしてだれにもわからないわ
世間せけんではわたしのことを再起さいき不能ふのう嘲笑わらっていた
ちぶれた過去かこのスター ながぼし
もう一度いちど 舞台ぶたいちたい
あのスポットライトのした拍手はくしゅびたい
わたしはじしのんで カムバックを目差めざして
通行つうこうにん端役はやくから出直でなおした
人々ひとびと同情どうじょう さげすみのにもえた
なぜならば わたしには女優じょゆうとしての
ほこりと自信じしんがあったから
でもそのあと想像そうぞうぜっする人々ひとびと悪意あくい
意地悪いじわる 侮辱ぶじょく数々かずかず
でもわたしけなかったわ
えて えて えて えぬいた
そして とうとうあの念願ねんがんかなった
カムバックの
太陽たいようのようにかがやくスポットライト
あらしのような拍手はくしゅわたし一生いっしょうわすれないわ
いろんなやくをやったわ
女王じょおう娼婦しょうふ人妻ひとづまむすめ
でもそれらは みんなまぼろしのようにえて
わたしは すっかりいさらばえて
今日きょう この劇場げきじょう引退いんたいしてくのだ

そうよ この劇場げきじょうわかっているのね
舞台ぶたい人生じんせいけたわたし
わたしなにもかも きてみち
さようなら あいする劇場げきじょう
老兵ろうへいしずかにるのみ
までかりはさないでね
までかりはさないでね
ありがとう ありがとう

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曲名:老女優は去りゆく 歌手:美輪明宏