独白 歌詞 yama ふりがな付

だましだましで息いきをしてたから
明日あすに持もっていく余白よはくがないほど
ただれ腐くさって黒くろくなった跡あとが
覆おおいつくしていた

僕ぼくの歪ゆがんだ器うつわが嫌きらいで
額ひたい打うちつけ無力むりょくさを責せめた
君きみの純白じゅんぱくな器うつわが綺麗きれいで
声こえにならない声こえで
牙きばを剥むいていた

背中せなか合あわせた君きみの孤独こどくが僕ぼくだ
埋うまることのないテスト用紙ようしを片手かたてに
ただ無垢むくなまま歩あるいていたかった
敵かなわないと気きづきたかった
ずっと

己おのれの性さが知しる度たびにいっそ
あるがままを許ゆるせたらいいのに
力ちから一杯いっぱいを託たくした言葉ことばで
失うしないはてた心こころ全すべて
手繰たぐり寄よせていた

向むかい合あわせた君きみの穴あなが僕ぼくだ
消きえることのない傷きずを縫ぬいあわせた
みすぼらしいまま赤あかい嘘うそをついた
叶かなわないと分わかりたかった けれど

ああ、これも罪悪ざいあくか
愛あいした罰ばつか
触ふれた指先ゆびさきが震ふるえていた事こと

隣となり合あわせた君きみの鼓動こどうは遠とおく
流ながした涙なみだひとつ拭ぬぐってやれない
こんな姿すがたじゃ到底とうてい生いきられない

「それでもいい」
そう思おもえたら

背中せなか合あわせた君きみの孤独こどくが僕ぼくだ
解とけることのないテスト用紙ようしを片手かたてに
この手てで今いまは探さがしていたいんだ
ぼくはここでぼくで生いきる
ずっと