「この男おとこを
私わたしの中なかにある言葉ことばで
飾かざったりなどしたくないのだ」
不安ふあんに光ひかる街灯がいとうの下したで
あなたに手てを引ひかれて歩あるいた時とき
ふいにそう思おもったの
どうしようもない強つよい力ちからで
惹ひかれてしまったが最後さいご
命綱いのちづなは置おいてきた
あなたなしじゃもう私わたしじゃない
溺おぼれてく 深ふかく深ふかくまで
もがいたって終おわりが見みえないくらい
崩くずれてく 脆もろく脆もろく
きっともう助たすからないの分わかってて
飛とび込こんだのは私わたしだろうが
触ふれていたってどこか遠とおくて
私わたしは近ちかづきたくて
ただあなただけを追おいかけていたつもりなのに
辿たどり着ついたそこはひどく暗くらく深ふかい底そこのよう
あなたはまたそこにはいない
壊こわれてく
正ただしいことなど分わからない
まともには戻もどれない
惹ひかれてく
狂くるってもなお
溺おぼれてく 深ふかく深ふかくまで
もがいたって終おわりが見みえないくらい
崩くずれてく 脆もろく脆もろく
もう逃にげられなくてもいい
もうどこにも帰かえれなくてもいい
この世界せかいを呪のろうほど
あなたに恋こいをした
ただ 恋こいをしてしまった
「このkono男otokoをwo
私watashiのno中nakaにあるniaru言葉kotobaでde
飾kazaったりなどしたくないのだttarinadoshitakunainoda」
不安fuanにni光hikaるru街灯gaitouのno下shitaでde
あなたにanatani手teをwo引hiかれてkarete歩aruいたita時toki
ふいにそうfuinisou思omoったのttano
どうしようもないdoushiyoumonai強tsuyoいi力chikaraでde
惹hiかれてしまったがkareteshimattaga最後saigo
命綱inochidunaはha置oいてきたitekita
あなたなしじゃもうanatanashijamou私watashiじゃないjanai
溺oboれてくreteku 深fukaくku深fukaくまでkumade
もがいたってmogaitatte終oわりがwariga見miえないくらいenaikurai
崩kuzuれてくreteku 脆moroくku脆moroくku
きっともうkittomou助tasuからないのkaranaino分waかっててkattete
飛toびbi込koんだのはndanoha私watashiだろうがdarouga
触fuれていたってどこかreteitattedokoka遠tooくてkute
私watashiはha近chikaづきたくてdukitakute
ただあなただけをtadaanatadakewo追oいかけていたつもりなのにikaketeitatsumorinanoni
辿tadoりri着tsuいたそこはひどくitasokohahidoku暗kuraくku深fukaいi底sokoのようnoyou
あなたはまたそこにはいないanatahamatasokonihainai
壊kowaれてくreteku
正tadaしいことなどshiikotonado分waからないkaranai
まともにはmatomoniha戻modoれないrenai
惹hiかれてくkareteku
狂kuruってもなおttemonao
溺oboれてくreteku 深fukaくku深fukaくまでkumade
もがいたってmogaitatte終oわりがwariga見miえないくらいenaikurai
崩kuzuれてくreteku 脆moroくku脆moroくku
もうmou逃niげられなくてもいいgerarenakutemoii
もうどこにもmoudokonimo帰kaeれなくてもいいrenakutemoii
このkono世界sekaiをwo呪noroうほどuhodo
あなたにanatani恋koiをしたwoshita
ただtada 恋koiをしてしまったwoshiteshimatta